2007年8月分

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参議院選挙が終わって
政局はどうなっていくんだろう。今日は安倍さんが、赤城農水大臣の留任はない旨明言したそうな。「自分と小沢とどちらを選ぶのか?」と訴え、小沢さんが選ばれたのに自分は続投、一方、選挙前にはかばい続けていた赤城さんは、選挙に負けた途端「クビ」。身から出た錆とは言え、赤城さん、ピエロになっちゃったなぁ。農政でやりたいこと、たくさんあったと思うのに。
さて、そんなことは置いておいて、参院選が終わって一番嬉しいのは、政見放送でお休みになっていた「サラリーマンNEO」が再開したこと。今夜はなかったが、サラリーマン体操の人はTHE BEEに出てたし、山西惇はダンダンブエノの主要メンバー。芸達者な人たちなのねぇ。
さて、8月、アンコールワットに向けて、体調整えて、お勉強して・・・。
2007年08月01日 00時06分01秒



非拘束名簿式比例代表制
自民の歴史的敗北。
自民が強いはずの地方の1人区の結果が全てを物語ってる。憲法改正や「美しい星」よりも、目の前の生活への明確な指針を求めているのに気付かなかったってことかな。(決して、民主党が答えを出しているとは思えないのだが・・・)
一方、都市部では、普段選挙にいかない層が、年金だとか、相次ぐ閣僚の不祥事、不適切な発言にレッドカードを出したってことだな。
民主党の最低得票当選は6万7000票余り。14議席しかとれなかった自民党の候補でこれより多い得票だったのは29人。実に2倍である。この不思議な現象が非拘束名簿式比例代表制のなせる業。
かつての全国区は候補者にとって過酷で費用もかかる。拘束名簿式だと名簿上位の候補者が選挙運動を真面目にやらないこと、などからできた折衷案なんでしょうけどねぇ。
政党名での得票割合は、民主81.0%、自民63.2%。民主党は党として支持を得、一方の自民党は著名弁護士、拉致担当、ヒゲの隊長さん、ヤンキー先生などを担ぎ出しての候補者への投票が多かったってこと。
選挙結果は、現在の「国民の空気」を正確に表しているとは思うが「参議院の性格」を考えたときに「候補者本人でも政党でもOK」というのは正しい姿か。
衆議院は、政権奪取のために政党と政党がぶつかり合う場だから、拘束名簿式に特に違和感はない。地方区も小選挙区制だから「誰を」よりは「どちらを」の色彩が強いのもうなずける。(重複立候補とか惜敗率の辺りが、ちょいと曖昧になってくるが。)
一方の「良識の府」参議院は、政党化しすぎて「不要論」まで出てきてしまってるのに、わざわざ比例代表制を残すのは如何なものか。うーん、判りにくい。
2007年08月01日 00時27分00秒



 
本日の手作り弁当(8/1)
回鍋肉、焼き鮭、ほうれん草のゴマ和え、野沢菜キムチの卵焼き、南蛮の味噌漬け、八穀飯・ゆかり。
調べてみると7月10日以来、実に3週間ぶりの弁当作りである。確かに、宴会続きで、食材、特に野菜を買いに行く暇がなかったものなぁ。それでも、今日の弁当で昨日買ったものは回鍋肉のキャベツだけ。あとは全て買い置き、冷凍である。それでも、まあ、何とか形にはなるな。2週間後には冷蔵庫を空っぽにしたいので、これから頑張らねば。今日の弁当は味付けが薄かった。特に焼き鮭は「味なし」。塩鮭だと思い、ただ焼いたら、生鮭だった。冷凍したのが随分前なので忘れてた。
2007年08月02日 01時35分43秒



夏風邪
ようやく梅雨も明けて、さて、夏本番!と思いきや、ここ数日、どうも身体がだるい。月曜日に三食抜いたから? 火曜日には何故かくしゃみ、水曜、木曜と少々胸が痛かったが、ついに今朝は咳が止まらなくなった。うーん、やはり、クーラーのせいだろうなぁ。医者に行って、クスリを貰ってきました。この週末は館山でBBQの予定だったけど、アンコールワットも体力勝負みたいだから、おとなしくしてよう・・・。
2007年08月03日 23時31分05秒



標準処理期間?
アマチュア無線局免許の更新を申請して4週間、まだ、新免許が届かない。単純な更新なのにあまりにも長すぎる。東海局のときの更新や、前回の住所変更はこんなにかからなかったと思うんですわ。
もしや何かの手違いで申請書が届いていないかも、ってことで問い合わせ。コールサインと名前を名乗るとものの20秒ほどで「審査は終わっています。免許の発送手続き中なので、もう少しお待ち下さい。」
今の免許は11月まで有効だし、その後もスキーシーズンまでは(あ、ほとんど、すき間がないか(笑))使うこともまずないので急がないけどねぇ。
更新の申請期間が「免許の切れる1年前から1ヶ月前」って、随分余裕があると思ったが、1ヶ月超えちゃダメじゃん・・・。
# 総務省のHPでアマチュア無線局免許の標準処理期間を探したが、見つからなかった。
2007年08月04日 08時45分49秒



恵比寿ガーデンプレイス&六本木ヒルズ
普段の私の生活からは最も似つかわしくない東京の新名所2つ。土曜日、はしごしてきました。
まずは恵比寿ガーデンプレイス。昼飯でも、ガーデンプレイスタワー38階のうどん屋さんへ。景色を眺めながら、まずはエビスビール。あれがキャロットタワー、あの緑が林試の森公園・・・と、まるで智恵子抄のよう。さて、うどんを注文する段になって、少しお願いを。「カレーうどんのうどんを冷たく、ルーはあついままで、出していただけませんか?」「はい。厨房と相談してきます。カレーとうどんは、一緒にお出ししますか? それとも別盛りで?」「厨房の方のお奨めの方で。」 待つこと1分。「別盛りでお出しします。」
をを、言ってみるもんだ。ってことで、めでたく冷やしカレーにありつく。
食後、ちょいとブラブラしていたら「麦酒博物館」なるものを発見。入場無料なので涼みがてらはいる。入って真正面にグランドピアノが1台、椅子席が50ほど。このスタインウェイ、50分3000円で弾かせてくれるのだそうな。ミニコンサートが3000円で出来ちゃうと言うことである。一種のメセナ事業だな。博物館部分には、エビスの歴史、古いラベルやらポスターやらのほか、ビールの出来る迄などをコンパクトに展示。じっくり読んでいっても40分程度だろうか。順路の最後には「試飲コーナー」がある。有料だが、格安で生ビールの味見ができるのである。エビス、エビス黒は350mlで200円、ヴァイスやエールは同じく250円。4種類が180ml(?)ずつ味わえる飲み比べセット400円が面白い。クラッカーのつまみも付くので、軽く喉を潤したいときには使えるな。
その後、六本木ヒルズに移動。道の日のイベントを覗く。大道芸人のジャグリングショー。30分ほどのショーを楽しみ、道の駅の品を見て回る。全国物産展の趣。宮崎の冷や汁セット、沖縄の紫いもチップス、遠野のピーマン、山北のとうもろこしなどを購入。
2007年08月05日 14時24分18秒



とうもろこしの食い方
ここのところ、トウモロコシは茹でるでもなく、醤油を付けて焼くでもないく、ある種の蒸し焼きにして食べている。
皮は全部剥かずに、ぐるりと一重だけ残しておく。これを2,3分水につける。かるく水を切ったら、そのまま魚焼きグリルで焼くのである。ちょっと目を離しても、皮の焦げる匂いで気付くので安心。皮がほどよく焦げたらひっくり返して、反対側の皮も焦げるまで再び放置。これで出来上がり。
焦げた皮を剥くと、実にはふっくらと火が通ってるのである。茹でたときのように水っぽくもならず、焼いたときのように焦げ過ぎもしない。塩や醤油なんぞつけなくても、トウモロコシそのものの甘みだけで十分うまい。
屋台のトウモロコシ屋さんのように、常に目を配って、ひっくり返して、ひっくり返してってことが魚焼きグリルだとやりにくいけど、この方法だと中身を焦がすこともなく簡単。
これからトウモロコシが美味しい季節だけど、騙されたと思ってやってみて下さいませ。
2007年08月05日 14時42分19秒



追悼 阿久悠
六本木ヒルズから祐天寺の宴会に向かった。アメリカから一時帰国している呑み仲間を囲む会。20数名が揃った大宴会。夕方6時から始まって、そろそろ電車が気になりだしたころ、誰とはなしに「カラオケ行こう」。
既に12時間呑んでるし、風邪気味と言うこともあって、ご遠慮申し上げたいところだったが、自由が丘のボックスにいくということで拉致されてしまった。
普通に歌うのではつまらない、ってことで「亡くなった阿久悠さんの曲を歌おう。」 ここのところ、ニュースや特集番組で彼の作詞になるヒット曲が流れていたので、最初の何曲はスムーズにリクエスト。だんだん判らなくなってきたので携帯電話でネット検索。次から次へと曲をかける。え、これも? へぇ、あれも・・・。途切れることなく歌い続けた結果、ちょうど5時間で70余曲。ああー、疲れた。(リストアップthanks>hatchiさん、ねこさん)

00. ピンクレディメドレー/ピンクレディー      01. 時の過ぎ行くままに/沢田研二
02. 能登半島/石川さゆり              03. 青春時代/森田公一とトップギャラン
04. 津軽海峡冬景色/石川さゆり           05. カメレオンアーミー/ピンクレディー
06. ヤマトより愛をこめて/沢田研二         07. 勝手にしやがれ/沢田研二
08. 北の宿から/都はるみ              09. ひまわり娘/伊藤咲子
10. また逢う日まで/尾崎紀世彦           11. 学園天国/フィンガー5
12. あの鐘を鳴らすのはあなた/和田アキ子      13. みずいろの手紙/あべ静江
14. さらば涙と言おう/森田健作           15. どうにも止まらない/山本リンダ
16. わたしの青い鳥/桜田淳子            17. ロマンス/岩崎宏美
18. もしもピアノが弾けたなら/西田敏行       19. ブルースカイブルー/西城秀樹
20. 個人授業/フィンガー5             21. たそがれマイラブ/大橋純子
22. 狼なんか怖くない/石野真子           23. 色つきの女でいてくれよ/ザ・タイガース
24. 熱き心に/小林旭                25. 舟歌/八代亜紀
26. 嫁に来ないか/新沼謙治             27. 北の蛍/森進一
28. ブーツを脱いで朝食を/西城秀樹         29. せんせい/森昌子
30. カサブランカダンディ/沢田研二         31. ダーリン/沢田研二
32. サムライ/沢田研二               33. LOVE抱きしめたい/沢田研二
34. あなたに今夜はワインをふりかけ/沢田研二    35. 憎みきれないろくでなし/沢田研二
36. 若き獅子たち/西城秀樹             37. 夏はご用心/桜田淳子
38. UFO/ピンクレディー             39. モンスター/ピンクレディー
40. サウスポー/ピンクレディー           41. 透明人間/ピンクレディー
42. カルメン’77/ピンクレディー         43. 宇宙戦艦ヤマト/ささきいさお
44. ブーメランストリート/西城秀樹         45. 居酒屋/五木ひろし&木の実ナナ
46. ピンポンパン体操/杉並児童合唱団        47. 炎/西城秀樹
48. ウルトラマンタロウ/武村太郎&少年少女合唱団みずうみ   
49. 笑って許して/和田アキ子            50. ジョニーへの伝言/ペドロ&カプリシャス  
51. 五番街のマリーへ/ペドロ&カプリシャス     52. 街の灯り/境正章
53. ざんげの値打ちもない/北原ミレイ        54. 白いサンゴ礁/ズー・ニー・ヴー
55. 若草の髪かざり/チェリッシュ          56. 恋のダイヤル6700/フィンガー5
57. 絹の靴下/夏木マリ               58. ボタンを外せ/西城秀樹
59. 林檎殺人事件/郷ひろみ&樹木希林        60. 白い蝶のサンバ/森山加代子
61. 真っ赤なスカーフ/ささきいさお         62. 乙女のワルツ/伊藤咲子
63. 雨の慕情/八代亜紀               64. 契り/五木ひろし
65. おまえさん/木の実ナナ             66. 狙い撃ち/山本リンダ
67. 三色すみれ/桜田淳子              68. サンタモニカの風/桜田淳子
69. 天使のくちびる/桜田淳子            70. 天使の初恋/桜田淳子
71. 花物語/桜田淳子                72. 鳥の詩/杉田かおる
73. 渚のシンドバッド/ピンクレディー
2007年08月05日 14時49分12秒



朝青龍
朝青龍が2場所の出場停止。ケガで巡業をサボってるのに元気よくサッカーしてたのがバレてのお仕置き。あの映像見りゃ誰だって仮病だと思うよな。借りに本当にケガだとしても、被災地や破綻した町を回る巡業に帯同することでどれだけ見る人を励ますことができるか・・・。モンゴルでのサッカーもボランティア活動だったようだが、これは初めから決まってたんじゃないかとも思いたくなる。
さて、ここで2ヶ月の出場停止だが、これってどうなんだろう。本当に骨折なら2場所くらい休場して治療に専念するところだから、あまり痛みを感じていないように重う。しかし、国会議員の登院停止、役人の懲戒停職ってとっても重い処分であることには間違いがない。角界最高位にある横綱がこんな処分を食らって、今なおその位に留まるとは、ぞこぞの総理を見ならったのかしら。
しかし、そもそもこの程度の処分で良かったのだろうか。奈良市役所職員が、仮病で長期病欠してた事件では、彼は懲戒免職になってる。横綱(=力士)は財団法人相撲協会の一員(寄附行為をみると「この法人には、力士をおく。」とある)であるのだから、公務員に準ずる紀律が求められて然るべきではないか。
2007年08月05日 22時21分33秒



K−1アジアGP
武蔵を守りたいがために、なりふり構わぬルールのねじ曲げ。
準決勝、タオルが投げ込まれ、とても闘えない状態の武蔵を勝たせるため「急所攻撃で休憩中のタオル投入は無効」なんていう聞いたことのない理由で、まずタオルを無効にし、その間にいなくなっちゃった空いての中国人選手を「試合放棄」で負けにするという無茶苦茶な裁定。試合は香港で行われているのだから、会場が納得するわけはない。
ところが決勝戦になっても、とても武蔵は闘えない。となると、試合放棄で負けたはずの中国人選手が決勝に出るのだが、そうすると決勝戦は外国人同士になってしまう。日本に中継してるのに・・・。
そこで、もうひとつの準決勝で負けた日本人を「対戦相手が眼底骨折」という理由で棄権させて、日本人を決勝に進出。見事、その日本人が勝利。
底までやるか?>フジテレビ
2007年08月05日 22時25分07秒



午睡
「ごすい」と読むのが正しいようだが、「ひるね」って読みたい。
徹夜で歌った日曜日、11時過ぎまで眠る。11時半に予約してた床屋へ。あうんの呼吸とでも言うのであろうか。まだ2回目の店、しかも前回とは違う人なのだが、「前髪は眉に掛からない程度で良いですか?」「全体に多めにすきますね」「耳はハッキリとではなく出す感じで?」「サイドはあまり短くせずに?」「眉の下も剃りますか?」「眉もそろえていいですか?」と、全て「YES」で答えれば済んでしまう。耳のそばで大声出されることもなく、力任せにゴシゴシやられることもなく快適。予約が取りにくいのが難だけど、これからはここに決めた。
帰って洗濯して、さて、昨日借りた「地球の歩き方」でアンコールワットの下調べ・・・と思ったら、睡魔が。
布団に横になるのも暑いので、簡易ベッドを窓際に持ち出し、そこで横になる。室温は35度。しかし、窓からは多摩川の川風が心地よく・・・。驚くほど静か。蝉しぐれしか聞こえない。すーっと夢の世界へ。2時間ほどの午睡をむさぼる。しっとりと汗をかいたが、疲れはない。生き返った気がする。トウモロコシを焼いて食う。夏休みだ・・・。
2007年08月05日 22時32分16秒



本日の手作り弁当(8/6)
鶏唐揚げ、蕪と干しエビの煮物、ピーマンの卵焼き、蕪の茎のゴマ和え、レバー甘辛煮、蕪の酢漬け、青菜ご飯。
品数が多いが、食材としては蕪が4連投である。土曜日の六本木の「道の駅」フェアでとうもろこしを買ったら、葉っぱのついた蕪3つがおまけ(笑)。
まず、茎は刻んでごま油と塩で炒め、最後に醤油をひと垂らし。ダッタン蕎麦ふりかけと一緒に炊きあがったご飯に混ぜて青菜ご飯。うまい。
葉の部分はサッと茹でて、ゴマ和えに。ほうれん草よりも食感がシャキシャキしててよい。
実はひとつはスライサーで薄く切って味ぽんにひと晩漬けて漬け物っぽく。蕪の味がストレートに出てくる。美味。
で、残りの実2つは皮を剥いて櫛形に切り、土曜夜の「立花」での宴会から持ち帰った煮物の煮汁(干しエビたっぷり)で炊きました。まあまあ。
蕪の料理なんてしたことがなかったけど、大根よりも味がしっかりしていて、悪くはない。「使わず嫌い」だったが、これからは安ければ買おう。ところで、蕪の実は淡色野菜だと思うが、蕪の葉っぱもやはり淡色野菜なのだろうか。
ピーマンは、六本木で買ってきた遠野産。緑が濃くてしっかりしてる。いつもは卵1個にピーマン一個で作るのだが、とてもまとめきれず、卵二個使用。
残る、唐揚げ、レバーは立花のものをそのまま温め直し。不味いわけがない。
2007年08月06日 23時09分39秒



アンコールワットへの途(1)−−ビザ取得1
出発まで2週間を切った。代理店から旅程表が届き、友人から「地球の歩き方」も借用。これから準備も本格化。まずはビザの取得である。

カンボジア訪問が今まで残ったのはビザのせい。ビザ取得は、「面倒で高い」上に日数がかかるので、ギリギリに旅行を決めるおいらには大きな壁。これまで自分でビザをとって行ったのはアメリカとオーストラリア。2003年の中国、2004年のヴェトナムも、その年からビザ無し観光が認められたから旅行先に決めたのだ。

さて、カンボジアのビザ。実際には大して面倒ではなさそう。
大使館に出頭するほか、郵送でも申請・受領可、「e−visa」なるサービスではネットを通じ申請・取得ができるらしい。どこぞの大国より進んでいる。さらには究極の最終兵器「到着した空港で取得」も可能だそうな。最悪ビザ無しで日本出国しても何とかなる、ということでカンボジア旅行に決定。

「面倒で高い」ビザ、簡単に安く取りたい。この条件にぴったりなのが空港での取得。友人達からはこれを勧められた。が、到着便が重なると相当待たされるそうだ。今回はパックツアー、最初から他の方々をお待たせすると、残る日程の幸せに関わるので、この選択肢は最終兵器として保留。

次にe−visa。パソコンから必要事項と写真の電子データを送り、クレジットカード決済。3営業日で電子メールでビザ書類が届き、それをプリントアウトして入管で提示するのだそうな。簡単だが、パスポートにビザが残らず記念にならない。ビザをとるのは面倒だが、せっかくとるなら記録に残したいのが人情。しかも、通常のビザ発行手数料20ドルに加えて、システム処理料と称して5ドル余計に必要。ということで、便利そうだが、今回はなし。なお、このe−visaは観光ビザに限られ、ベトナムやタイからの陸路は入国ポイントが限定されている。

次なる選択肢は郵送。これにはビザ代2800円のほかに、手数料として1800円かかる。申請書も現金書留で送るので、その分の郵送料(500円ほど?)も必要だから5000円以上かかることになる。高いだけでなく、パスポートを郵便でやりとりするのが不安なのでパス。
ちなみに代行業者に頼むという手もある。中には4500円と郵送並みの良心的なところもあるが、JTBなぞは15750円も取るのである。JTBが郵送で申請すれば、右から左に送るだけで1通1万円も懐に入る。これを「あこぎ」と言わずして、何をあこぎと言うのだ?

ってことで、結局、残ったのはオーソドックスな「自分で大使館に行って申請」である。これなら2800円と交通費だけだ。交付も申請の翌日とのこと。大使館の最寄り駅は青山一丁目だが、六本木駅からも歩いて10分ちょっと。交通費ゼロで安上がりだし、出勤途中にも寄れる。
ここでふと気づく。日本円だと2800円だが、ドルで払えば20ドル。つまり1ドル140円計算。現在のレートは120円くらいだから、随分高い。それならば、と手持ちのドルで払うことにする。ちなみに、業務ビザは25ドル又は3200円、つまり1ドル128円計算。この違いは何?
2007年08月06日 23時50分17秒



本日の手作り弁当(8/7)
鶏唐親子丼、ピーマンのお浸し、蕪の煮物、蕪の茎のゴマ和え、蕪の酢漬け。
立花の鶏の唐揚げ。ジューシーなのだが、さすがに3日目となると硬くなってしまう。で、薄く切って、かつおだし、酒、砂糖、醤油で煮て、溶き卵でとじてご飯の上に載せてみた。タマネギがあるとよかったのだが、買いそびれた。もともとの唐揚げに塩味があるので、味は薄めに。絶妙。ご飯は八穀飯。仕上げにもみのりをパラリ。これが全部ふたにくっついてしまった。別に持ってくるべきだった。
ピーマンは、酒蒸しでしんなりさせて、醤油と鰹節。肉厚のピーマンのほろ苦さが、卵とじの甘さの箸休めにばっちり。(ただし、単品で食うのは・・・)
残りの料理は、昨日からそのまま。朝早かったので手抜き。所要時間は10分ほどなり。
2007年08月08日 00時15分01秒



朝青龍2
「神経衰弱」「うつ寸前」などと、およそ角界最高位の人に似つかわしくない文字が並ぶ。あげくのはてに、「モンゴルでの療養が必要」。最初のお医者さん(本業は包茎治療!)ははなから胡散臭い感じだけど、相撲診療所長が立ち会って専門医が診察した結果については、見捨てておけない。
あのやんちゃな横綱が4ヶ月もおとなしく謹慎している訳がない。これ以上国内に置いておくと、謹慎中なのに夜な夜な遊び回る姿が激写されたり、弟子を呼びつけていじめたり、あげくの果てにはマスコミに不満をぶちまけたり、と相撲協会にとってもありがたくない事態が生じる可能性が高い。それならば、本人も望んでいることだし、なかなかメディアの目も届かないモンゴルに帰してしまえ、と、相撲協会が仲良しの精神科医にお願いして、そういう診断を貰った、と考えられないだろうか。その意味では、理事長も、診療所長も、高砂親方も利害は一致するもんな。
2007年08月08日 00時33分15秒



江田五月 参議院議長
参議院選挙が随分前のことのように感じます。本日、国会召集。与野党が逆転した参議院、第一党の民主党から議長選出。江田五月さん。東大法学部を全優で卒業。判事から亡父の後を襲い政界へ。そして、今、議長・・・。ギラギラしてないから、総理大臣・・・という感じではないけど、議長というのは適任に見える?
今日の開会式が終わり、天皇陛下がお帰りになるのを先導する江田さん。緊張していた。明らかに緊張していた。右手と右足が、左手と左足が、一緒に出ていた・・・。いい人だ。
2007年08月08日 00時44分19秒



アンコールワットへの途(2)−−ビザ取得2
ビザの取得方法が決まり、大使館HPから申請書類と記入例をダウンロード。この記入例が何故か「車 寅次郎」。カンボジアと寅さんって関係あり? 帝釈天つながりかなぁ?  申請書は難しい項目もなく記入完了。

デジカメで写真を撮り、コンビニで30円プリント。写真サイズはガイドブック等にも申請書の枠内にも「35mm×45mm」とある。ところが、申請書の枠はプリントの誤差なのか、明らかに35mm×40mm。先の記入例には「横35mm、縦40mmの写真。多少のサイズ違いは可」と書いてある。最初からサイズ違いじゃん(笑) 大らかというべきか、いい加減というべきか。若干迷ったが、申請書の枠に合わせて切り抜き、貼り付け。準備OK。

申請。急な坂道の途中にあるカンボジア大使館。前庭に小さなおやしろ。ビザセクションは門を入って左。狭い待合室に昔の病院の受付のような小窓。申請窓口にはお姉さん一人、交付窓口にはお兄さん2人。
待合室には申請書を書いている人が2人。窓口の待ち時間ゼロ。件のお姉さん、ニコリともせず、小生の申請書とパスポートを照合して、おもむろに「お金出して・・・」。うーん、ほかに言い方があるだろうが。用意の20ドル札を出すと、お姉さん、表裏、じっくり見て、ようやく黄色い領収書をくれた。申請書よりもお札を見ていた時間の方が長かったろう。きっと、ドルで払う人っていないんだろうな。かくして、申請はものの1分で受理された。
交付は翌日以降。ちなみに交付のみ郵送というサービスもあり、これは1000円プラス。

交付も待ち時間はゼロだったが、交付窓口のお兄さん、束になったたくさんのパスポートから、おいらのを見つけるのに手間取った。それでも3、4分だろうか。待つ間に聴くとはなしに聴いていると「空港でのビザ取得は厳しいですか?」って質問してる人がいる。申請窓口の愛想のないお姉さん、質問の意味を判りかねているのか怪訝な顔。なおも質問者は「あちらで許可が下りないってことないですよね?」と食い下がる。
ビザの可否の判断が、場所によって違う訳ないよなぁ。空港でOKが出ない人は、日本の大使館でもOKは出ないだろ? その人のうしろには3,4人の列が・・・。今はやりのKYさんだろうか?
かくして、おいらはさしたる面倒もなく、安く、無事ビザを取得したのでありました。

しかし、何で査証免除しないのかな。相互主義だから、日本が拒否しているのだろうか? (アジアの国で日本が査証免除しているのはシンガポール 、ブルネイ、韓国、台湾、香港、マカオのみ。)
年間の日本人訪問者が13万人として、ひとり2800円、年間3億6400万円が入るのだから、カンボジアにとっても小さくないよなぁ。大使館の維持費くらい出ちゃうよね。(だから、在日本大使館のHPにはe-visaのことが全く触れられていないのか・・・)
2007年08月08日 23時11分25秒



 
お盆前のご挨拶
比較的早め、8時前に職場を出る。真っ直ぐ帰るのも何だったので虎ノ門へ。
「寅」「ノー・キディング」「Dio」とはしご。これらの店の共通点は「カウンターでひとりで呑める。」。寅では生ビール、ノー・キディングではBass Pale Ale。Dioでは赤ワインを1,2杯ずつ頂きながら、ご無沙汰のお詫び。
文字通り、ほろ酔い。神谷町まで歩いて帰宅。
今夜は、暑い。風もない。こういう日は・・・、そう、小さな羽虫が網戸の目を通り抜けてくるのだ。シーリングライトを見上げると・・・うわっ。あわてて、掃除機で始末。
見るとはなしにNHK。OLの物語が始まる。「グッジョブ」。松下奈緒。おお、こんな同僚がいたらすげーな。サエコ。をを、これがダルビッシュの。一日中、この声だとどうよ・・・。再放送らしいが、見てたら終わらなくなった。殆ど見たことがない「ショムニ」よりも、ほぼ毎週見ていた「ハケンの品格」よりも、テンポがよくて、しかもありがちで・・・・、まさにグッジョブ。
2007年08月10日 01時10分04秒



ビザ異聞
自分のカンボジア・ビザを取得したばかりのところに、知り合いから「日本在住の中国人留学生が、カナダ留学のビザが下りなくて困ってる・・・」と相談を受けた。
2年続けてのウィスラー行きでも、日本人は短期の観光はビザ不要なので、全く意識しなかった。ちょいと調べてみると、中国人はきっちりビザが必要。バンクーバー辺りには中国人が多数住んでるから意外だったが、逆に、そんな親族を頼って違法に住み着いちゃうのを警戒しているんだろうな。
用務(この場合は短期留学)終了後、ちゃんと中国に帰国すること、カナダでの生活費・学費はちゃんとあること(働かずにすむこと)等を証明しなければならないのだ。こりゃきつい。
中国に「家族がいる」「家がある」「職がある」といった説明が求められる。中国での職場の雇い主から「こいつは社員。給料はいくら、帰ってきてからもちゃんと雇用する。」ってな証明(学生ならば、在籍していて、カナダに行く間は学校を休んでもいいよっていう証明)や銀行の残高証明だのが必要なのだとか。普通、こんな書類って手に入らないよなぁ。「来るな」と言ってるに等しい。申請者の国籍により、カナダ政府が求める書類が異なっているのだが、件の留学生は、日本のカナダ大使館にあるフォーマットで申請したので、中国国籍の人に必要な書類に気付かなかったようだ。さっそく伝えてあげよう。(にしても、そんな書類、これから手にはいるのかしら???)
ちなみに、カナダのビザって75ドルも必要。しかも4週間かかるそうな。
# それに比べりゃ、カンボジアの何と良心的なことか。
2007年08月10日 01時45分33秒



本日の手作り弁当(8/10)
ピーマンと豚肉の生姜醤油、えのきの卵焼き、レバーの甘辛煮、やわらかメンマ、銀杏ごはんwith枝豆。
ピーマンと豚肉は炒めるか、レンジで加熱か迷ったが、結局いつも通り炒めて、はにーさんお勧めの生姜醤油で味付け。(っても、生姜はチューブだけど。)
えのきは冷凍庫の肥やしになっていたもの、味付けはカレー。えのきとカレーの合わないこと、合わないこと。レバーは立花の残り。これまた、冷凍庫の肥やしになりかけていたもの。銀杏、枝豆もしかり。ひとり1kgCo2削減で「冷蔵庫にものを詰め込み過ぎない」で18g。旅行前にきれいにしなきゃ。
2007年08月11日 01時32分30秒



クールビズ廃止?
国会の議院運営委員会は、本会議などの段取りを決める重要な委員会。これまで衆参とも第一党である自民党の委員長が座っており、先国会でも見られた単独採決の本会議も、事実上の開催決定はこの委員会の仕事。
今回の参議院選挙の結果を受けて、参議院の議運委員長は民主党の西岡さんになった。こりゃ、参議院の運営も変わるな・・・と思ってたら、最初に出てきたのが「クールビスの廃止」。
「国政に関わる重要な審議を行う委員会、本会議においてノーネクタイというのはどうかと思う。」のだそうな。国民挙げて温暖化対策に取り組んでいる中、ここまで定着しているものをやめるとは如何なる見識。それにしても、保守陣営が言い出すならともかく、民主党からそんな意見が出るとは・・・。
西岡さん自身は自民党→新自由クラブ→自民党→自由改革連合→新進党→自由党と流れ流れて民主党に合流した人だから、根っこは保守的なのかも知れませんなぁ。とにかく、政府がやることには全て楯突いておく・・・ってことなのかもしれないが。
普段、持ちなれない人が、権利、権力、権限、権益を持つとろくなことがないが、その見本みたいな今回の騒動、その顛末や如何??
2007年08月11日 01時53分47秒



ビザ異聞2
ご本人に、足りなかったと思われる書類を連絡してあげる。それにしても、カナダの移民省のガイドブックによれば「A visa officer will decide if an interview with you is necessary. If an interview is required, you will be notified of the time and place.」とあるのだから、書類が不備だからと言って、いきなり申請却下はいかにもお役所仕事。「面接の連絡、なかったんですよね?」と確認してもらうと・・・・。「ありました。」
7月の終わりにメールで面接の通知があったそうな。何でも学校の試験中でそのメールを見落としていたのだと。ダメじゃん。
とにかく、大使館に連絡して、事情を話して面接を再セットをお願いすること、その間、必要な書類(か、それに代わりそうなもの)を用意して面接に臨むことをアドバイス。
しかし、大丈夫かなぁ。
2007年08月11日 10時08分30秒



帰省
お盆の帰省。渋滞もなければ、指定券も必要なし。実家が近いのはありがたい。昨日午後。1時間弱で実家へ。
玄関で迎えてくれたのは甥っ子。弟一家も『帰省中』。2年生の甥っ子とは2年ぶりくらい。世界で唯1人、おいらを「おじさん呼ばわり」しても許す存在。ちなみに彼はおいらを「おにいちゃん」「おにい」と呼ぶことが多い。
甥っ子はおじいちゃん(おいらのとーちゃん)と夏休みの工作をしてたらしい。作品はなんと「ソーラーカー」! 太陽電池と充電池でファンを回して、風力で走る優れもの。じーちゃんの指導もいいのだろうが、今どきの2年生って凄い。丁度、出来上がりで、庭で試運転。これが結構なスピード。おいらは既に缶ビール片手。
その後はおにい(つまり、おいら)にバトンタッチ。「野球しよう、野球しようよ」とせがまれたが、まだ日差しが強いので、まずはセミとり。
庭の梅の木には蝉の抜け殻がびっしり。セミの姿もチラホラ。じーちゃんが用意していたらしい虫取り網で、サッと一匹つかまえる。網を手にしてものの30秒。大はしゃぎの甥っ子。おにいの面目躍如。虫かごがないので、家の窓ガラスと網戸の間に入れておく。
その後はようやく野球。ボールがないのでタオルを丸めて縛って、三角ハンドベース。ルールはその場でつくる(笑) 結構いいタマを投げる甥っ子。手加減するつもりがマジ。3回裏3対2でサヨナラ勝ち。大人げない??
さっきのセミを逃がしてあげる。甥っ子にやってもらう。セミをつかむの、初めてなんだって。。羽の付け根あたりをそっとつかませる。手の中でセミがジジジ。嬉しいらしく「動画撮って、動画撮って。」とせがむ。で、逃がすとき、飛ばすのかと思ったら、元の梅の木にとまらせてあげていた。優しい子だな。
家に入って、西瓜タイム。おいらは3本目のビール。何故かカバンにはいっていた「大きくなる耳」を見せてあげるとえらく気に入ったようで、「やらせて、やらせて。」 なかなか見所のある甥っ子だ。
晩ご飯はいつもの鮨屋。クルマなので飲めない弟には悪いが、ビールを頼む。甥っ子に注いでもらう。
ここで弟一家と別れ、とーちゃん、かーちゃんと3人で、これまたいつものカラオケボックスへ2時間ほど歌って帰る。家で少し呑んで就寝。
今日は朝寝を楽しみ、昼前に新百合ヶ丘の映画館へ。ハリーポッターを見て、家に帰る。正しいお盆の過ごし方・・・。
2007年08月12日 16時17分58秒



【映】 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
ついに読書が映画に追い越されちゃいました。
ラドクリフ他の登場人物がみんな大きくなっちゃった。ハーマイオーニなんて、「だけじゃないテイジン」の女の子みたい。
さて、この映画、原作を途中までしか読んでないから、比べられないんだけど、うーん、あんまり面白くなかった。省略しすぎてることが多すぎて、ストーリーを追うのが大変だったせいもあるけど・・。
例えば、シリウスがあまりにもあっけなく殺されちゃったり、魔法省に乗り込んだ6人組のひとり(女の子)が誰なのか最後まで判らなかったり。チョーとハリーのキスシーンがやたらと長かったし、チョーが自白剤で無理矢理自白させられたと判った後も、チョーが出てこなかったし。ヴォルデモートなんて、知らない人が見たら、最後まで誰か判らなかったろうし。
小説はどんどん分厚くなってるのに、映画はそれほど長くできないのがネックなんだろうけどな。
# 帰ってから原作を調べたら6人組のひとりは、Ginny(Ronの妹)だった。確かに、Weasley家の食卓にいたけど、よほど注意深くないと、映画だけ見てる人には判らないな。
2007年08月12日 17時48分27秒



そうめんとの格闘
母ちゃんがくれた「大門素麺」。「おおかどそうめん」と読む。越中砺波の名物だそうな。手延べそうめんで、細く長く、丸髷状に丸めてあるので、「島田素麺」とも「丸まげ素麺」とも呼ばれているのだそうな。
で、このそうめん、切ってないので長いのだ。これが、食べるときはえらく面倒。鉢から箸で持ち上げて麺つゆにつけようとすると、立ち上がらないと麺の端っこがこない。測ってみると一本が77センチ。普通のそうめんが20センチ弱だから4倍ですよ。ハッキリ言って、食いにくい。コシがあってうまいのに、食いにくいこと甚だしい。せめて・・、と割り箸で食うのだが、それでも食いにくい。おいらが切れそうになる。
今週末、実家に帰ったときにかーちゃんに「食いにくいんだよねぇ。」って言ったら、「割ってる??」「へ??」
そう、丸髷状になったそうめんをパリっと割ってから茹でるのだそうな。言われてみれば、包み紙にちゃんと書いてある。でも、そうめんの茹で方なんて、わざわざ読まないもんなぁ。
割っても40センチはあることになるが、今日の夕飯用に割って茹でたら、何と言うことはない、とっても食いやすい。茹でて、ぬめりをとって、水を切ってから冷蔵庫で2時間ほど冷やす。食べるときには冷たい水をかけたらOK。もみ海苔、おろし生姜と錦糸卵で食す。食べやすくなったら、うまさは三倍増(当社比。) ごめんよ、大門素麺&かーちゃん。
2007年08月12日 21時32分27秒



火事?
こんな時間に消防車のサイレンが、あちらから、こちらから聞こえてきた。で、それぞれのサイレンがだんだん近づいてくる。あれれ、この辺なのか?
ってんで、野次馬根性半分、避難の必要があるか確認する気持ち半分で、、サイレンがとまった方向へ。何と、すぐ隣のブロック、いつも行く図書館の隣のアパートが「火元」のようである。ざっと見ただけでも消防車が10数台。指令車やはしご車、救急車にパトカーも来てる。消防車も、所轄の玉川署だけでなく、八雲署、奥沢署や特別消火中隊からも来ている。大騒ぎである。
が、しかし、放水もしてなきゃ、火も煙も見えない。火事場特有の焦げ臭いにおいもない。何よりも、当該アパートの住人が誰も出てきている風がないのである。
ありゃ、誤報なのかしら? それともボヤ? 何とも人騒がせな。
# にしても、これだけ大騒ぎしてるのに、見に来てる人は10人程度。
2007年08月13日 00時31分56秒



アンコールワットへの途(3)−−保険&両替
スキーほどは危険ではなく、テロや誘拐じゃ保険金は下りないだろうから、使えるのはデング熱くらいかな。でも「保険は保険」。
ここ数回、損保ジャパン「新・海外旅行保険 OFF!」を「最大40%オフ」という謳い文句につられて選択。今回、保険料の比較サイトを使ってみた。http://www.hokende.com/mrt550.asp?newgenreid=9
すると、損保ジャパンより、三井住友海上の方が2割ほど安い。得意地域でもあるのかとカナダも調べると、こっちでも三井住友の勝ち。失敗、失敗。成田のビール一杯分が出ちゃう(笑)
三井住友にオンライン申込み。賠償責任1億、死亡等2000万で保険料は2700円。手続きはこれで終わり。他社だと後日送付の保険契約書と分厚い約款はpdfファイル。自分で印刷するか、コールセンターに請求するシステム。その分の手間が安いのか。(にしても、東京海上とかJTB系のジェイアイは倍近い値段。ちょいと調べるだけで得した気分。)

続いて両替。通常の海外旅行では、ほとんどクレジットカードで済ませ、枕銭等用はシティバンクカードでATMから少し引き出して終わり。
ところが、カンボジアはクレジットカードがあまり使えないらしい。ATMも確認できなかった。そこで、念のため米ドルを用意。成田で両替してもいいが、出発が朝早いこと、空港の混み具合が不明なこと、小額紙幣がほしいこと
から事前に準備。
職場の近くに東京三菱UFJのトラベルセンターと三井住友の外貨両替センターがある。三井住友が「センターだと30銭優遇」ってあったので、そちらへ。係員2人の外貨両替だけの窓口。1ドル120.96円。200ドル交換。半分はパック、半分は10ドル札で。待ち時間2,3分。金種はいろいろ選べるようだから、本当に便利。
これに、家にあった50ドル札1枚、1ドル札6枚で何とか5日間乗り切るつもり。現地4日だから、まあ、何とかなるでしょう。
# 窓口の「本日のレート」表の「Bank's Selling」とあるべきところが「Bank's Sailing」となってたので指摘。誰も気付かなかったのね。銀行が航海してどうするよ(笑)

結局、保険も両替も三井住友系になりましたわ。
2007年08月13日 23時43分54秒



進化するGoogle
ちょいと調べ物をしていたら、「Google Transit」なるものを発見。
http://www.google.co.jp/transit
これ、出発地、目的地を、住所で入れても、ランドマークで入れてもOK。

例えば、先日行ったカンボジア大使館。
大使館HPで調べても最寄り駅は青山一丁目としか出てこないので、「最寄り駅→青山一丁目」を調べて、あとは地図で徒歩の時間を計算するしかないのである。当然、六本木経由なんてのは出てこない。
ところが、このTransitだと「出発地:世田谷区○○一丁目」「到着地
:カンボジア大使館」という調べ方が可能。
見事、六本木駅経由のルートが候補の2番目で出てきました。いやぁ、凄いわ。
# これでやると、成田空港までは「水天宮からリムジン」っていう経路が出てくる。時刻表通りなら出発は40分も遅くてよいのだが・・・、やっぱリスキーだよな>リムジン
2007年08月14日 00時52分59秒



アンコールワットへの途(4)−−こまごました買い物
海外旅行とは言っても、今さら買い物でもないのだけど、ウキウキ感もあって、昼休みだとか、会社帰りに細々とした物を買いました。

○ クスリ
 虫除けスプレーと虫除けシート。出がけにはスプレーを、昼食時の塗り直しなぞにはシートを使おうかと。スプレーを持ち歩くのと、人前でシューするのがいやだったので。刺されたときのかゆみ止めゼリーも買う。デング熱には効かないだろうけど。ちょいと前から痰がからむので、診療所で薬を処方してもらう。 このほかは買い置きのいわゆる常備薬。

○ 100均で
 メモ帳と懐中電灯、ウェットティッシュを買う。メモ帳は日記のネタを書き込む小さなメモ帳。懐中電灯は何に使うか判らないけど、まあ、会った方が良いでしょう。ウェットティッシュもまあ何かのために。

○ サンダル
 遺跡巡りは履き慣れたジョギングシューズ。スコールでびしょ濡れになったとき用の予備の靴代わりにサンダル。室内履きにもなるし。長く歩くこともあるだろうから、かかとの付いた軽いやつ。家の周りで2キロほど試し履き。まあ、何とかなるか。
2007年08月14日 23時01分00秒



『暑い』という言葉
友人達の日記やブログに『暑い』という文字が並ぶ。夏だもん、暑いのは当たり前。それでも、書かずにいられない、「言うまいと 思えど 今日の 暑さかな」という心境なのだろう。心配なのは、ただ暑がる、暑くて何もしない、暑さを理由にビールって人が多いこと。「暑さをしのぐためため○○した」「暑さに負けず××した」っていう人が少ない。あ、そういう人は「暑い」って書かないのか。
さて、猛暑・酷暑を報じるNHKアナウンサー、ネクタイをして上着まで着用。冷房がガンガン効いたスタジオなんだろうが、何か嘘臭い。(だからと言って、報道内容に合わせて着替えられると、それはそれで違和感だけどね。10月1日の赤い羽根・・・)
さて、明日は35,36度らしい。40度を超える酷暑の中欧から比べればたいしたことない? そもそも、そんな暑い中に出かけなきゃいいわけで。
中欧を断念してカンボジアに行くわけだが、やっぱ、暑いんだろうな、と調べてみるとシェムリアップ滞在中の天気は、「曇り時々雨」or「晴れ一時雨」で、最高気温〜最低気温、湿度は、
     16日(木) 17日(金)  18日(土) 19日(日)  20日(月)
気温(℃) 30-24    29-24    28-24    28-23    29-23
湿度(%)  89      90      94      92      87
と、湿度はあっちが高いけど、気温は東京の方がずっと高いのですな。なんだ、おいら『避暑』に行くのか(違)
2007年08月14日 23時30分27秒



ペルセウス座流星群
ピークは過ぎたようだが、せっかくだから・・・と、北側の窓から見上げたら、わーーっ、いきなり。20秒もかからず、一個発見!! いやいや、もの凄い確率っつうか、幸運というか。
この1つで満足して、流星観測は終了。
# って、まだまだ、これからパッキングだから、星どころじゃないのだけど。
2007年08月14日 23時47分04秒



アンコールワットへの途(5)−−いよいよ明日
さて、あと5時間ほどで家を出なければならないのですが・・・。
事情通からいろいろアドバイスをもらい、Tシャツの類を少しずつ減らす。カンボジアのTシャツは質がよいのだそうな。それなら、向うで買ったほうが記念にもなるし。
靴も飛行機の中の便を考え、明日はサンダルで、現地の遺跡はジョギングシューズで・・・と入れ替えた。(これで、飛行機の中用のスリッパが不要に)
現地でのかばんをどうするかで、最後の最後まで悩みました。暑いだろうからショルダーの方がリュックよりもよいのではないか(背中が風通しがよい)と考えたのだが、その一方で、手持ちのショルダーだと着替えまでは入れられない。リュックも、いつものNorthfaceだと大きすぎる。うーむ、帯に短し、たすきに長しとはこのこと。来会楽のマスターから頂いた少しこぶりのリュックもあるが・・・。結局、考えられる当日の荷物を何度も入れてみて、10年来なじみのNorthfaceのリュックに戻す。こんなことに1時間以上。何やってるんだか>ぢぶん
明朝は6時過ぎに最寄り駅。普通電車を乗り継いでも集合時間には間に合うが、座れないと朝から疲れてしまうので、久しぶりにスカイライナーを予約。家を出る時間が殆ど変わらないのが悔しい・・・。
旅行中、新聞を配達しないよう販売店に連絡。
カンボジアで必要となるwebサイトのリンク集を作って、自分のページにおいて置く。
さて、早く寝なくちゃ。
2007年08月15日 23時58分36秒



安眠を妨害するもの
何やかやで、4時間しか眠れないところ、1時間半で暑くて目が覚める。風が全くないのだ。
仕方がないので、扇風機を持ってきて、お休みモードで微風を送る。これで、ようやく眠れると、眠りについたところで今度は地震で目が覚める。ついてない。商売柄、地震が起こるとまずは震度の確認。
震源は千葉? おっと、成田は大丈夫か? NHKでは丁度地震発生時の成田空港の映像を出してるぞ。うむ、大したことはなさそうだ。途中の鉄道も大丈夫かな。
さて、もう一眠り・・・したら寝過ごしそうだな。うーみゅ、つくづくついてない、と思ったら、動物占い(たぬき)では、
■全体   :5段階評価 @@@@@
 こだわりを捨て、フレッシュな気持ちで一日を過ごせるでしょう。
 心のゆとりが生まれ新しい自分を手に入れるキッカケを得られそう。全てを受け入れられるので、人間的な器が大きく成長しそうです。理性ではなく、直感で行動した方が良い選択が出来るでしょう。自分らしさを大切にし、基準を自分に置いて考えるようにして。人に対して穏やかに優しく接することが幸運を招くコツになりそう。
■恋愛   :5段階評価 @@@@
 異性との出会いが多くなりそう。気持ちにゆとりを持って接して。
■金銭   :5段階評価 @@@@
 今日は金銭的に余裕があり、楽しい一日を過ごせるでしょう。
■仕事・学業:5段階評価 @@@@
 気持ちに余裕が持てるので、その場にあった適切な対応ができます。

そうか、これで起きちゃって行動すれば、すべてに余裕ができて○ってことか(笑)
2007年08月16日 04時32分14秒



アンコールワットへの途(6)−−日本出国
もともと4時間くらいしか睡眠時間がとれないところに、明け方の地震。1時間近く早く起きてしまう羽目に。まずは心配したのは、大きな地震で無いかどうか。仕事の点でもそうだし、旅行者としても、空港や途中の交通に支障がないか・・・。
テレビをつけてみると、震源は千葉、やばい。しかし、震度は3〜4。さすがにこれなら公共交通機関に大きな支障はないだろう。
昨晩買っておいたパンとヨーグルトで朝食。
荷物の最終点検。事、ここに至ると、パスポート、現金、クレジットカード、スカイライナーのチケット。これだけがあれば、あとは何とか・・・という気になってくる。
予定通り、最寄り駅へ。乗り換え二回(自由が丘、上野)で空港まで。スカイライナーは寒いくらい。半ズボンじゃなくてよかった。
指定された集合時間8:30よりも10分早く到着。集合とはいっても添乗員なしのツアーなので、航空券を渡されるだけ。
ヴェトナム航空のカウンターでチェックイン。一人待ち。1、2分。JALとのコードシェアなので念のため「JALのマイレージ付きます?」と聞いてみたが、「申し訳ございません。」 そりゃそうだ。機内持ち込み荷物に液体がないかどうかを尋ねられた。
出国のピークは超えたのか、それともまだ朝早いのか、ターミナル内はガラガラ。いまのうちに出国手続き。
荷物検査のところでベルトまではずさせられたのは初めて。厳しいですな。見てると、女性もはずさせられてる。ストンと落ちちゃたらどうするんだろう。今にレントゲン撮影みたいに「金属は一切だめ」なんてことになるんだろうか。
出国手続きは5人待ち。3,4分。特に問題なし。
さて、搭乗時間まで1時間以上。余った時間はyahoo!cafeでつぶす。この日記も空港で書いてます。まわりが外国人ばかり。mixiのチェックをしてたら8時20分ごろにも地震があったそうな・・・と、また、さっき揺れた・・・。
さて、そろそろ恒例の『空港de乾杯』をしに行きます。
とにも、かくにも、無事出国できそうです。
2007年08月16日 09時20分37秒



アンコールワットへの途(7)−−`カンボジア初日
sakki kara nanndomo try shiteiru no dakedo, sono tabi ni shippai.
atamani kitanode ro-maji nite oboegaki. kikoku sitara, kannji ni naoshi masu.

buji shukkoku shi, noritsugi mo mondai naku cambodia ni kimasita.
tuita toki ha kumori. nyuukoku shinnsa mo mondainashi.
nimotsu ga detekurunoni 30fun. sono aidani scall. Lucky.

Tonight dinner is not incldude tour, I wonder how? So, guide recommended one restaurant. Bayan1. It was just I want to go. $20 optional tour. At the restaurant we can see KAGEE (shadow pappet?)

And I also can ride Bike-taxi. It was ... how to say....

And now I am in a internet cafe. KAPPA-EBISEN was served at free.
2007年08月17日 00時12分07秒



アンコールワットへの途(8)ーー観光その1
今日は遺跡巡り。アンコールワットよりも古い9世紀の遺跡3つと、木の根っこに絡め取られているお寺。絵はがきとTシャツを買っちまった。
途中2時間のお昼寝タイム。もったいないので歩き回ろうと思ったのだけど、部屋に入って横になった途端に爆睡。この国ではアンコールワットの時代から昼寝の習慣があったそうな。理にかなってる。
夕方はオールドマーケット。同行の大阪のご家族が値切り交渉をしているところに小判鮫。安い買い物をさせてもらいました。でも、それよりも、何よりも、あのポンティエコーン、即ちホビロン(孵化しかけたアヒルの卵)を食ったのがうれしかった。ここでも、行商のおばさんが道端で売っていた。うまかった。ちなみに歩き方には800リエルとあったが、1000だった。それでも30円。
2007年08月17日 22時27分02秒



アンコールワットへの途(9)−−観光2
昨日はメイン、アンコールトム、アンコールワット。
15000歩、歩いたわ、階段上ったわ、階段降りたわ。有名なワットよりも、トムの方が好き。
遺跡から出てくるたびに物売りの子供たち。上手な日本語を話す、目はキラキラ。つい買っちゃう。が、たまにことわったと、ビールを飲んだりすると罪悪感。(ビール一本3ドル、彼らが売っているものは1〜2ドル。)
夕食は民族舞踊を。その後、たまたまこちらに旅行できている高校の後輩とバーストリートに繰り出す。日付が変わるころまで徘徊。

今日はグランドツアーと呼ばれる遺跡群。日程が短いと省略されちゃう。あまり期待していなかったが、観光客が少ない分、じっくりと楽しむことができた。また、Tシャツを買ってしまった。さーて、これから後輩とバーストリートに繰り出すぞ。
2007年08・9謎]21・3腐24秒



ホーチミン空港にて
小さなトラブルはいくつかあったけど、なんとかアンコールワットの旅を終えて、ただいま乗り継ぎのベトナム・ホーチミン空港です。
ネタ満載の旅でした。この2日間は
・またまた、ポンティエコーンを食った
・アンコールワットでスコールにあった
・バイクタクシーに乗った
といったところでしょうか。
帰ったら、ボチボチ、小ネタを報告します。
2007年08月21日 00時51分26秒



無事帰国
何やら、沖縄では大変な事故が起こっていたそうですが、私が乗ったベトナム航空機は特段のトラブルもなく(オーディオが使えないとか、座席のライトが点かないとかはあったけど)、定刻通り成田着。
京成の通勤特急に乗り、1回乗り換えで自宅につきました。締め切った部屋は37度。シェムリアップの方がずっと過ごしやすかった(笑)
さて、まずは洗濯、そして写真の整理ですね。
ちなみに、体重は71.0キロと微増、体脂肪率は17.8%と減少。体重は、ラストふた晩、ツアーの晩飯と町に繰り出しての夜食をダブルで食ってたから、体脂肪は、毎日、アクティブダイエット飲みながら1万5,6千歩歩いていたお陰かな。
2007年08月21日 11時35分11秒



アンコールワットの旅−−1日目
旅先からもちょこっと書きましたが、自分の覚えも含めて出国以降を若干詳しめに。

成田−ホーチミンは満席。搭乗・出発が定刻より早まったが、結局は15分遅れで離陸。離陸後昼食のサービスがあり、日本そば、パン、ひつまぶしご飯。炭水化物3連チャン。
ホーチミンでの乗継時間は1時間だが、ベトナムの入国審査が例によってのんびりダラダラとお役所仕事で、結構時間ギリギリ。そもそも、空港から一歩も出ないのに入国審査は必要なのだろうか? 拒否するにせよ、OKするにせよ、ベトナムには影響はないはずだが・・・。
シェムリアップ到着はほぼ定刻。くもり33度。タラップを降りて、歩いてターミナルビルへ。

空港でのビザ申請の列が50名ほど。主にフランス人っぽかった。事前に取得しておいてよかった。と思ったが、荷物が出てくるのに優に30分以上。事前取得のメリットなし。この30分の間にもの凄いスコール。その意味では待たされたのはラッキー。

遠藤久美子似のガイドさんが出迎え。ホテルへ直行。同じバスには6人が待っていた。ひとり遅れて乗ったおいらは、特に挨拶を交わすこともなし。
この日の夕食はツアーについていないことに飛行機の中で気づき、歩き方を見ながら思案していた。と、ガイドさんが「バイヨン1」で食べるオプショナルツアーがあるとのこと。この「バイヨン1」、料理はカンボジア料理で、伝統芸能の影絵を見せる店。歩き方を読んで、そこへ行こうと思っていたところだったので渡りに船。自力なら、片道2〜3ドル、食事はひと品3ドル程度だから、20ドルはかなり高いが、初めての町だし、暗くなりかけてる、何よりも予約が億劫。ってことで申し込み。これが正解。

19:15ピックアップ。空港からのバスで一緒になった大阪のご一家(御両親と娘さん夫婦)と5人でトゥクトゥクに分乗して店へ。ひとりだとせいぜい1,2品だが、5人でコースとなり5,6品食べた。
途中でウェイターが「サバ」と言ってるので「をを、さすがに旧フランス領」と感心したが、実は持ってきたのが「サバの塩焼き」だったのだ。脂がのってて美味かった。ちなみにアンコールビールの大瓶が2.5ドル。

影絵は村祭りの子どもの出し物といった感じ。民話や神話が題材となっている。日本語のあらすじが配られる。実際に演じているのは小学校高学年くらいの子供達。アルバイトなのだそうな。最前列のテーブルで、待機してる子ども達と目が合う。キラキラしてる。

21:00ホテルに帰館。ロビーのインターネット・サービス(1.5ドル/30分)が調子悪いのでネットカフェを探す。ホテル前にはバイクタクシーやトゥクトゥクが多数停まっている。「マッサージ?」と訊いてくる。どこの町でも同じか。インターネットを探してると告げると、ホテルの真向かいにある店を指さす。1.5ドル/1時間。町なかの相場の倍だけど、歩いていくのも億劫なので良し。ここは本当にカフェと併設されていて、食事もできるし酒も飲める。何よりも冷房が効いていて、きれい。結局、3晩通うことになる。缶ビール(1.5ドル)を頼んだら、かっぱえびせん風のつまみがサービスでついてきた。2時間ネットをやって、缶ビール3本飲み、この日は終わり。
2007年08月21日 22時17分27秒



アンコールワットの旅−−2日目(1)
本格的な観光初日。メインのアンコールワットはこの日じゃないのが不思議。
6時過ぎに目覚める。2時間の時差もあるが、部屋の下のホテルのプール(6時〜18時使用可)でワイワイと始まったのだ。
クーラーは30度に設定しておいた。動くことはないと思ったが、一晩中、付いたり消えたり。これがうるさく安眠できず。
部屋のテレビは10数チャンネルは見られる。カンボジア語の放送は多分2つ。タイ語や中国語の番組も。多分、ベトナムの放送も見られるのだろうが、どれがどれやら。NHK海外向け番組が一日中見られる。ペルーの地震と津波のニュースをやっていたり、ダニエルカールと栗原ひろみが巻き寿司を作ってたり。

朝食はビュッフェ。洋食とカンボジア料理。粥やフォーがあるのが嬉しい。昨晩は大瓶2本のあと缶ビール3本。ちょいと飲み過ぎ。まずは粥で腹ごしらえ。

8:15ピックアップ。ガイドは26歳男性・トムさん。絵に描いたようなイケメンで癒し系。きれいな日本語。習っただけではここまで話せないな。
この日は午前中はロリュオス遺跡群、午後はタ・プローム遺跡群を巡る。一行は13名。ご夫婦3組、母娘ひと組、女性同士2組、これにおいらである。

ロリュオス遺跡群はアンコールワットよりも古い9世紀の遺跡。今回見たのは3箇所。

ロレイはインドラヴァルマン1世が巨大な貯水池を作り、その息子ヤシャヴァルマン1世が池中央の島に建てた寺院。今は貯水池は涸れている。4つの祠塔が残り、その中央にリンガが建っていた。煉瓦で作られた祠塔はいずれもかなり崩落していた。それでも、今回の旅で最初にみる遺跡。他の観光客も少なく感動。前日のガイド・ゲックさんや大阪のご家族とすれ違う。(この後も殆どコースが一緒なので、何度も出会った。)

3匹の牛の像があるブリア・コー(聖なる牛)はドイツの援助でただ今修復中。父インドラヴァルマン1世が作った、この辺りで最も古い寺院。
しっくい(貝殻の石灰と粘土、砂、砂糖などで作る)に彫刻がされた唯一の建物。煉瓦を積んでいるが、セメントや漆喰などを使わず、接触する面をすりあわせて、隙間なく組み立てているのだそうな。ペルーの遺跡の石組みに似てるかな。

バコンは参道の両側にナーガ(蛇)の欄干が配されている。この時代はナーガを頭からしっぽまで彫刻した。従って、橋の欄干としては見た目が一方通行である。寺に入るときはいいが、出るときは蛇のお尻(ってものはないから、しっぽ)を見ながら帰ることになる。後のアンコールワットの時代には橋の反対側にもナーガの頭がある、つまり「双頭の蛇」。デザインにひと工夫ということか。
寺全体は何層かの壇になっており、アンコールワットのイメージで遺跡巡りをしていたので、ようやく「ああ、これか」という感じになった。
バコンの境内には僧侶の学校があり、お坊さんが勉強してた。監視人のおばちゃんは、木と木の間にハンモックを吊り、赤ん坊をあやしながら仕事。子連れ執務はこの後もそこここで見た。託児所、保育園の類がないから当然のことらしい。

ここまでで午前の遺跡は終わり、パックツアーお約束のみやげ物屋へ。特に興味を引くものもなく、トイレ休憩がメイン。他の国のみやげ物屋のように、店員がしつこくあれこれつきまとわないのがいい。

昼食はカンボジア料理。さつま揚げ、豚の生姜揚げ等。うまい。ビール大瓶1本。トムさんが「辛いのは好きか?」「大好き。」 刻んだ生の赤唐辛子とニンニクが小皿に載って出てきた。うまい、辛い。
その後、ホテルに戻る。昼寝タイムとのことだが・・・。
2007年08月21日 23時25分31秒



アンコールワットの旅−−2日目(2)
アンコール遺跡群ってのは、シェムリアップの町から、せいぜい15分〜30分くらいのところに集中している。従って、昼にホテルに戻るのはそれほど無駄な行程にはならない。午前中の観光で汗まみれだから、シャワーを浴びて着替えができるのは大変ありがたい。(とは言っても、午後の観光のものの10分で汗だくだくになるのではあるが。) しかし、これだけなら15分もあれば十分。短期の観光客としては、2時間ものお昼寝タイムなんて勿体ない。残った時間で、周辺観光じゃ!と気合いを入れてみたが、旅行前数日の睡眠不足もたたり、きれいにメークされたベッドの誘惑には抗しがたく、横になった途端・・・爆睡。

このお昼寝タイム。カンボジアではアンコールワットの時代から昼寝の習慣があったそうな。とにかく暑い国なので、最も暑い時間に働いても効率は上がらないという訳だ。オフィスワークならともかく、国民の80%が農家だというのだから、理にかなってる。

午後3時にホテル出発。町からちょっと離れたタ・プローム遺跡を見学。向かうバスの中でトムが「みなさん、帰って見るとネコの写真ばかり撮ってますよ。」??? 「樹のネコ」 ああ、根っこね。 彼の言葉は正しかった。
梵天の古僧という意味のタ・プロームは1186年、アンコールワット、アンコールトムと同時期に作られた仏教寺院。塔門には観音の四面仏が描かれる。仏の持つ4つの美徳(慈悲、哀れみ、情け、平等)を表しているとのこと。
門から森の中を抜けていくと、目の前に忽然と現れる寺院、そしてそれにのしかかるようにのたうっているガジュマルの木の根っこ。
この遺跡は、彫刻、レリーフなどよりも、寺院自体を緩慢に破壊しつつある巨大なガジュマルの根が売りになっているのである。初めて見つけたフランス人が大蛇と間違えて腰を抜かした・・・ってのも頷ける。とにかく、「ここはこのままにしておく」ことになっているのだそうな。根っこの写真ばっかり撮っていた(笑)
ちなみに1.8キロ×0.8キロの巨大なこの寺院には、かつては僧侶や踊り子(って言ってたけど)など1万人以上が住んでいたそうな。人口密度7000人。すげーな。

今はそこまではいないが、森を抜けてバスまで歩いていると、日本で言えば小学校に上がる前くらいの子ども達が、ちょっとした水たまりで水遊び中。こちらの視線に気づいて、側転を見せてくれる。と、こちらに向かって走ってくる「ワンダラー、ワンダラー」おいおい、見せ物かい。とは言ってもしつこく追いかけてくるわけではなし。バイバイと手を振ると、向こうもバイバイ。ダメもとで声をかけてるだけか? 水たまりにはアメンボがいた。こちらの言葉ではチャイグプーって言うそうな。意味は「ワニのシラミ」だって。

で、さらにバスに近づくと、物売りがわらわらと集まってくる。実は午前中のバコンで既に、小さな写真集を2ドルで買ったばかり。「買いそうなオーラ」でも出てるのだろうか? ここタ・プロームでは、まずは小学校3年生くらいの絵はがき売りの男の子。「10枚1ドル、10枚1ドル」。まあ、絵はがきはどうせ買うから・・・と最初に声をかけてきた彼から買う。と、ほかの子が「30枚2ドル」。しまった、こっちにするんだった。午前中の写真集売りの男の子といい、学校に行ってないのか? 実は、この季節、小学校は長期の休みだそうな。「雨季休み」ということのようだ。田植えを手伝え、ということなのかと思ったら、「それもあるかもしれないけど、雨が降ると授業にならないから」なのだそうな。そうか、青空教室なのだな。

などと歩いていると、さらにTシャツ売りのおばさんの売り込み。事前のリサーチで、カンボジアのTシャツはなかなか質がよいとのことだったので、東京からは最低限の枚数にして、現地調達するつもりだったから、買う気満々。そこを見透かされたか? 1枚3ドルとのこと。そりゃ、ちょいと高いな。高いよ・・・と立ち去ろうとすると「2枚で5ドル」と来た。早速、値下げか。手に取ると、なかなか手触りがいい。おばちゃんが、「これ、アンコールワット、これアンコールトム」と次々に違う柄を見せてくる。まあ、こんなところか。即決で2枚。
2007年08月23日 00時07分44秒



アンコールワットの旅−−2日目(3)
タ・プロム遺跡の後、17:30にオールドマーケットへ。マーケットってのは、その国の暮らしぶりが判るので楽しいが、1時間の自由時間は長すぎ。
まずは明晩、高校の後輩と落ち合うことになるバーストリートの店を確認。
その後、市場内をぐるりと一周したところ、前日に影絵を一緒に見た大阪のご家族の若旦那が値切り交渉をしているところに出くわす。きれいな象の刺繍の大きな布(壁掛け用かな・・・)を1枚10ドルから5ドルへ、さらに3枚12ドルまで下げるべくやりとり。売り子のおねえさんも、さすがにそこまでは下げる気がないようで、交渉決裂。
そこに「ちょっと見せて。」と小判鮫。おいら的には5ドルで十分。安い買い物をさせてもらいました。ついでに隣の店でもアンコールワットの刺繍の入った壁掛けを1枚5ドルでゲット。これは実家のソファにかけると良さそう。

さすがに、Tシャツは2枚買ったばかりで、この調子で値切ったら1枚1ドルくらいになっちゃいそうで怖かった(悔しい)から手を出さず。
後は外周りをブラブラ。これまた象の刺繍がはいった首からぶら下げるパスケース(丁度、財布と手帳が入る大きさ)をひとつ2ドルで買う。実用品の現地調達といったところ。

さて、物欲大魔王も昇天され、残りはあのポンティエコーン(ベトナムではホビロン(孵化しかけたアヒルの卵))を食うのみ。土産物屋のおねえさんに、ポンティエコーンが食べたいんだけど・・・と相談すると、グルッと見回して、「あそこあそこ」と道の反対側に連れて行ってくれた。ベトナムとエラい違いだな。(ベトナムで、ホビロンが食いたいんだけど、といろんな人に聞いたが、みなニヤニヤするばかりだった。)

行商のおばさんが道端で売っていた。英語は通じない。身振りで1個頼んでいると、日本語が上手な人が二人寄ってきた。公認ガイドのシャツを着ている。仕事中?のようだが、自分達も二つずつ頼んでいる。どこからか小さな椅子を見つけてきてくれて、三人で並んで食す。塩胡椒、ライム、香草。ビールが欲しいな、と言ったら「2軒先にコンビニあるよ。」とのこと。買いに走る。キンキンに冷えたバイヨンビール0.7ドル。うまかったぁ。ちなみに「歩き方」にはポンティエコーン一個800リエルとあったが、1000リエル払った。それでも30円。安いわ、美味いわ。これをゲテもの扱いする奴の気がしれない。
食べてたら、この日一緒に回っている母娘連れが駆け寄ってきて「これが、アレですか。」 そうですよ。写真を撮りに来たようだ。と、一緒に食べてた日本語ガイドが「ひと口どう?」好奇心旺盛な女子高生の娘さんはパクっと一口。感想を聞き忘れた(笑)

集合時間になり、慌ててバスに乗り込む。晩飯はごくごく普通の中華。
帰ってから1時間、ホテル前のネットカフェでメールチェック。明日が早いので早く寝る。
2007年08月23日 00時24分55秒



アンコールワットの旅−−3日目(1)
さて、この日はアンコールワットてんこ盛りである。

まずは5時出発で日の出ツアー。4:45にモーニングコールを頼んだら4;30に電話。安全サイドだけどねぇ。真っ暗な中、アンコールワットへ向かう。こんな時間に人がわんさか。停電に備えた懐中電灯がここで役に立つとは。
気持ちは本堂に近づくが、余り近づくと太陽がかなり上がらないと見えないだろうから、西塔門から50メートルくらいで待機。日の出時刻は5:50くらい。低い雲が朝日を阻む。空がだんだん白んでくる。残念。左右の塔に緑のシートがかけられていた。修復中のようだ。
近くの屋台で朝食をとって、そのまま観光を続ける猛者(外人さんが多い)もいるが、パックツアーの我々は何とも中途半端な気持ちでホテルに戻る。二度寝をしようと思ったが寝付けず食堂へ。汁ビーフンを食う。うまい。食後、ベッドでゴロゴロ。

8:30出発。この日は2人増えて15人での観光。最初はアンコール・トム。クメール帝国の「大きな都」。高さ8m幅10mの城壁とその外側の幅130mの濠に囲まれた都。
有名な南大門。神様と阿修羅が橋の右と左で綱引きならぬ蛇引き。南大門の下は普通に車が通る。門の上には四つの顔。観音菩薩? アンコールトムは東西3キロの巨大な都。南大門からさらにバスでバイヨンへ。象の背に乗りのんびり行く人も・・・と、よく見ると左右に揺られて、結構怖そう。
入り口には「日本の援助で修復中」との看板。ガイドのトムくんは日本にかかわらず「○○政府によって、修復して頂いています。」と丁寧な言葉で説明してくれる。

まずは基壇の外側の壁画。3人の女神が出迎え、船の闘い、豚の丸煮、宴会、闘鶏、出産・・・。とにかく普段の生活が活き活きと描かれる。
そして、急な階段を上るとそこには顔、顔、顔、顔・・・。49の塔に4つずつ計196の顔があるのだそうな。似てはいるが、どれも表情が違う。「京唄子の顔」ってのまであった。ひとつ10秒ずつ見ても優に30分はかかる。自由時間は15分。まあ、あきらめましょう。気に入った顔をじっと見つめる。ここは都だったのだから、一般の庶民が遠巻きにでもこの顔を見つめていたのだろうか?

バイヨンからライ王のテラス、象のテラスへ。地雷で両足をなくした元兵隊さんが物乞いをしていた(泣) 
象のテラスだけでなく、そこら中に象の彫刻、生きてる象と象だらけ。象好きのおいらとしては嬉しい限りである。
そんな気持ちをみすかしたのか、バイヨンから象のテラスに行く途中で寄ったトイレの前で、またまた物売りのおねぇさんにつかまる。象柄のポシェットである。ポシェットなんて男性が使うものではないイメージなのだが、色、柄ともに男性向きのものもある。ファスナーが4箇所、雨が降ったら裏返して使えば大丈夫・・・。おお、凄い。もともと鞄マニアなおいらとしては気が動く。いくら? 「3ドル」 うーん。「じゃ、2ドル」買った!
双方、ドライな交渉である。他の方々を数分お待たせすることになったが「また、引っかかってる。」と温かいまなざし。皆様、ありがとうございます。

バイヨンから昼食に向かう途中、「アンコールクッキー」なる店へ。この地に日本語教師としてきた日本人女性が「アンコールワットって、お菓子のお土産がないのねぇ。」という声に起業したそうな。地元の名産カシューナッツやハス茶、胡椒などを使ったクッキー。うまいし。日本人が喜びそうなアンコールワットをかたどったクッキー。ベタではあるが、おいら的にはツボ。今にハワイのマカデミアチョコのような定番お土産になるのだろうな。職場、実家に買う。ちなみに、ホテルで注文することもできるが、何種類もあるので、ここまできて試食した方がいいな。カードが使えるが3%増しになるので注意。

昼食。ココナツミルクたっぷりのカレーと、白身魚(雷魚らしい)をバナナの葉?でくるんで蒸したアモックというカンボジア料理。アモックは盆と正月に食うらしい。いずれも美味。黙っててもトム君がチリとガーリックを持ってきてくれる。このほか、揚げ春巻き、空芯菜炒め、焼きそば・・・。カンボジア料理って包容力たっぷり。それにビールによく合う。
食後はホテルに戻り、お昼寝タイム。
2007年08月23日 22時06分31秒



アンコールワットの旅−−3日目(2)
昨日「お昼寝タイム」の歴史を知り、アンコール巡りには必要不可欠であることを知った。それに午後はメインのアンコールワット。「私は寝る!」と宣言して部屋に戻る。ひと眠りして、準備を始めるとトム君からウェイクアップコール。「起きてますかぁ?」 はい、大丈夫だよん。 どこまでも気配りの人である。

14:30、念願のアンコールワットへ。日差しがきつい。日中はTシャツに長袖のワイシャツを羽織ってるが、これは正解。どれだけ日焼け止めを塗っても、熱帯の日差しはおいらには凶器。汗は水分を補給すればいいが、日焼けはどうしようもない。ホテルではミネラルウォーターが1日2本サービス。これにアクティブダイエットの粉末を溶かして観光に持ってくる。これに加えて、バスの中でも午前午後1本ずつ冷たいミネラルウォータを配ってくれる。午前・午後1リットルずつ、昼食時640mlの水分補給をしている勘定だ。

朝、真っ暗だった西参道、明るくなって見ると半分は修復中、日本政府らしい。トム君に言わせると、フランス領時代にフランスはセメントを使って修復したのに対し、日本はなるべく往事の姿に近くなるように直しているのだそうだ。参道でいえば、フランスは真っ平らに、日本は凸凹に直すってことか。ちなみに、参道の石。丸い穴がいくつかあいているのは乾季に象が運んだ石、穴がないのは雨季に船で運んだ石だそうな。
この参道を歩いても『あの』有名なアンコールワットは見えない。西塔門の階段を上ると初めて中央の塔が見える。塔門を進むと国旗になってる3つの塔が姿を現す。計算し尽くされている。

はやる気持ちの中、トム君が「歯を見せて笑うデバター」を見せてくれる。普通は見逃すところ。さあ、次は本殿と思うと、今度は参道左側の経蔵の修復場所。世界遺産のルールで、修復は完全に元通りにしてはいけないそうだ。技術的、資金的には可能でも、新しいものと
古いものが区別できなくなるから、敢えて、おおざっぱな彫刻に留めるのだそうな。へぇ。
で、ようやく、ようやく、と思ったらそのまま池へ。アンコールワットには5つの塔があるが、4つは正方形の四隅に立っているので西からまっすぐ近づくといつまでも3つしか見えない。少しはずれた池の前からだと5つがきれいに見える。お化け煙突と一緒。
しかも、池に反射して素晴らしい構図。この構図で写真を撮らせるため、馬が一頭、おめかしして立っていた。ここで写真を撮ったら、あまりにもきれいな構図で、書き割りの前で撮ったみたい(笑)

建物にはいると、デバターが並ぶ中庭(アンコールワット全体では2000体あるそうな)に面した一隅でひと休み。先ほどまでの暑さが嘘のよう。風が心地よい。15人には年配の人もいるからか、トム君の気配りはすごい。江戸時代の日本人の落書きを見た後、ようやく第一回廊にたどり着く。観光客は多いが、見たいレリーフの前で立ち止まることはできる。
トム君の解説は奥が深い。事前に旅名人と歩き方で予習してきたのだが、本の中に切り取られた一シーンが実はこれだけの長いストーリー(っつうか、長い廊下)の一部分だってことに驚き。こればかりは、実物を見ないことには。戦闘シーン、天国と地獄、乳海撹拌。

バイヨンのレリーフが普段の生活を彫っているのに対し、こちらは神話なり歴史上の出来事。その違いは何故。ため息しかでない。そうそう、地獄のレリーフで一番最後に彫られているのは堕胎をした女性。トム君曰く、「何も判らない子どもを殺すのだから、一番悪い。」

中央の祠塔に登る。垂直に見える急な階段。子どもの頃彦根城の天守閣の階段が怖かったが、あの比じゃない。一番上は天国であり、この天国は早々簡単にはたどり着けないという教えなのだそうな。「登るか登らないかは自由です。」 ここまで来て登らないという選択肢もない。階段に正対すると背中から落っこちちゃいそうなので、半身になって、右手と両足で登っていく。ところどころ、階段の縁がまるまってるのに注意。他の人がおっかなびっくり登ってるのを見るよりは自分で登るとそれほどでもない。階段は何段あったか、数え忘れた。そんな余裕もなかったし。

第3回廊は思いの外広い。特に何か変わったものがあるわけではないが、ご本尊に頭を垂れて、周りの景色を見て。祠塔は近すぎてよく判らない。さて、降りる段になり・・・・。
2007年08月23日 22時57分33秒



 
アンコールワットの旅−−3日目(3)
予想通り、降りる方がずっと怖い。手すりのある階段は1箇所、長蛇の列。並んでたら集合時間に遅れる。意を決して普通の階段へ。最初の3,4段は掴まる所がないから怖い。最上段に腰をかけちゃう感じで降り始めれば、後は上の段を掴めばよいので楽。登りよりはスローペースだが、それでも1分かからずに降りられる。腿がパンパン。登りの筋肉痛か、降りるときの緊張感か。

フレアスカートやミニスカートで中央祠塔に登るアホな白人多数。●ンツ丸見え。お寺にミニスカートはいかんだろう。入り口に「TシャツOK」の表示はあったが、タンクトップにヘソ出しまで。

いくら時間があっても足らないアンコールワット。この辺りでお別れ。アンコールワットの出口には「3個、1ドル」の子ども達はいない。参道の北側の売店にいたらしい。

この後は夕日見物でプノンバケンへ。20分ほどの山道。山道の入り口には5,6人の楽団。みな、何らかの障害をもっている。山道にも傷痍軍人さん。地面に座って手を合わせている子どもも数名。物乞いなのだろうか。お金はあげたくないが、お菓子でも持ってくればよかった。この山道は象で登ることもできる。バイヨンの象がこの時間にはここで稼ぐらしい。本当に、象サンは働き者だ。

山頂の寺院は人が一杯。ここも急な階段。上にはアンコールワットが見える方向にコイン式の双眼鏡が数機。でも、コインなんて見たことないが。夕日を待つがここでも雲が邪魔。地平線に沈む夕日ではなく、雲に飲み込まれる夕日を見る。西バライに夕日が映える。陽が沈むまでいたら、真っ暗な中、山道を降りなければならなくなるのだ。

集合時間が過ぎても1人戻らず、しばらく待つ。その間に物売りの子ども達。ブレスレットを売りに来た少女。「おにいさん、これ、ガールフレンドにプレゼント。」いらないよ。「買ってくれないと、わたし、かわいそう。」でも、おにいさん、ガールフレンドいないもん。おにいさんの方がかわいそう。「なら、私がガールフレンドになる。」
ほんとか、ほんとうにいいのか。いいんだな。思わず、心が動いたが(笑)、そうこうするうちに、残るひとりが無事下山。集合時間を聞き漏らしたとのこと。心配して、探し回っていたトムが「わたしが、ハッキリ言わなかったからいけなかったんです。」いやいや、トムはハッキリ言いました。そう、遅れてきた人を思いやってこう言ったのですね。なかなか、言えませんぜ、こういうセリフ。トム君の株価急騰。

夕食は、アプサラダンスを見ながら。さすがJTB、中央最前列のテーブル。ひとり参加のおいらはお誕生席。正面から鑑賞。食事はカンボジア料理のビュッフェで可もなく不可もなく。1時間のショーはアプサラのほか、ココナツダンス、餅つきダンス、漁師の男女の恋物語と判りやすい踊り。ただ、上記アクシデントで遅れた分、食事を始めた途端にショーも始まり、食べたり、見たりで、あまり記憶にない。終わった後は舞台に上がり踊り子さんと記念撮影。

2日間お世話になったトムさんとは、この日が最後。彼は「最初に覚えた日本の歌、『昴』を歌います。」と歌い、自分のこと、家族のこと、そして、カンボジアのことを目を潤ませながら語ってくれた。おいらが子供達から1ドル、2ドルと小物を買っているのを、彼は心の底から感謝してくれていたんだと。ありがとう、トムさん。

ホテルに9時に戻ると、この日バンコクから陸路シェムリアップ入りした高校の後輩であるうじゃ氏がロビーで待っていてくれた。こんなところで会えるなんて不思議な縁。特にあてもなくバーストリートへ。ホテル前のトゥクトゥクに声をかける。バーストリートいくらだ?「2ドル」高いな、2000リエルだ。「じゃあ、1ドル」 だめだ、それなら歩くぞ。「判った、2000でいい」1ドルが4000リエルだから4分の1に値切ったわけだ。うじゃ君、凄すぎ。

バーストリートまではものの5分。租界のように外国人ばかり。要所要所でTourist Policeが目を光らせる。いろんな店があったが折角なので裏路地の小さなカンボジア料理屋へ。クメールカレー、青菜炒め、サラダをアンコールビールの生で味わう。生もうまい。途中、はす向かいのCD屋に行き、伝統的な民族音楽のCDを買う。2.5ドル。

うじゃ氏から陸路の苦労を聞きながら2時間ほど。2人で15ドル。河岸を替えて、屋台街へ。クリクリ頭の女の子の客引きに呼ばれるまま、彼女のおばーちゃんの屋台へ。アンコールビール飲みながら、3歳の彼女としばし遊んで貰う。キラキラした瞳。トンボを捕ってあげたら、大喜び。
日付が変わる頃に撤収。交渉の末、サリナホテル経由川向こうのうじゃ氏のゲストハウスまでトゥクトゥク1ドル。安っ!
2007年08月23日 23時56分16秒



アンコールワットの旅−−4日目(1)
4日目。6:30にすっきり目覚め。目覚まし時計をセットし忘れてた。危ない、危ない。
この日は8:00出発。一行はぐっと減って5名。ご夫婦ひと組、女性同士ひと組。多分、おいらが最年少。これくらいの人数だと、自分たちのペースで回れるなと期待してたら、ガイドが最悪。男性ガイドのボヴァートくん、多分20代半ば。日本語もまあまあ上手で知識もあるが、やる気がない。とっとと終わらせたいオーラ出まくり。催促しないと水も出さないし、移動のクルマの中ではダンマリ。遺跡では追い立てるように次へ次へ。何故急ぐのかと思ったら、午後に回る予定の遺跡を午前中に回して、午後は楽をしたいってこと。

それはそれとして8時出発。グランドツアーと呼ばれる、シェムリアップから東側に点在する遺跡を大きく周回する。
午前中にプリヤ・カーン、ニャツク・ポアン、タ・ソム、東メボン、プレ・ループと回るのが当初の予定。これにバンテアイ・サムレまで午前中に入れちゃうから忙しい、忙しい。

日本人はお盆休みの最終日だからか、かなり減っている印象。一方、日曜日なのでカンボジア人の姿が目立つ。目立つとは言っても「あれれ?」と思うくらい人が少ない。遺跡巡りは、これでなくちゃ。

最初のプリヤ・カーン。意味は「聖なる剣」。12世紀末、バイヨンを作ったジャヤヴァルマン7世が父の菩提寺として建立。
時間も早かったせいか、我々6名と地元の子ども達だけ。参道に並ぶリンガの影から「写真を撮って。」と星明子のように求める少女、境内に生えている野草を一心に取っている姉妹、ノートに蓮の花の絵を書いている少年。すっかり生活の場になっている。外壁のレリーフ。参道にも、境内にも『立派な』リンガ。それの台になっているのがヨニ。どこの遺跡でも、リンガは盗まれたり、壊されたりしていることが多く、ヨニだけが残っている。このヨニには3つの穴。ヒンディーの三大神、ブラフマン(創造)、ビシュヌ(守り)、シバ(破壊)を表すそうな。ヨニの溝は北側に開かれる。ヨニの上は天井が開いており、落ちた雨水はヨニに受け止められて流れ落ちる。病気のときにはこの水を飲むと治ると言われているのだそうな。
剣と称されているのはこのリンガではなく、2メートルほどの仏教様式の中央塔のこと。7世の父の墓と言われているそうな。

続いて、ニャック・ポアン。絡み合う蛇。ここも同じくジャヤヴァルマン7世が作った温泉療養所。中央に70m四方の池があり、その四辺には25m四方の小さな池。その間は大池と小池は導水管で結ばれ、中央の水が4つの池に流れ込む仕組み。水の吐出口は、馬、象、人、獅子の形。獅子の蛇口は日本の温泉見るが、人の口から出てくるのってどうよ(笑)
中央の池の真ん中にはメール山をかたどった塔があり、ヒンズーの神様がまつられている。
ここは表通りからかなり離れており、参道には露店が多数並ぶ。もちろん「おにいさん」の子ども達もいる。露店には堅めの厚紙をレリーフに押し当ててこすって凹凸を付けた「タクホン」を売っていた。新聞を拡げた大きさで5ドルくらいだから、お買い得だが、荷物になるし、何より貼る場所もないのであきらめる。そのほか、豆を煎って売っていた。一緒に回っていたHさんのご主人が3袋1ドルで買って、分けて下さった。アーモンドのようで香ばしくて美味しい。

次は、タ・ソム。「ソムおじいさん」という意味。ジャヤヴァルマン7世が、ヒンズーと仏教の融和を目指して作ったとのこと。外壁があり、塔門があり、四面仏が配置されている。
タプルームのように木の根に建造物が絡め取られている
寺を出てくると、またまた、「おにいさーん」。5,6歳だろうか。よそでは「3個1ドル」の腕輪が「6個1ドル」だったり、細いブレスレットが「全部で1ドル」だったり、かなりお値打ち。買いたいな、と思ったのだが、何故か、このときに限って財布をバスの中に置いてきてしまった。何でこのお兄さんは、こんなに興味を持っているのに買ってくれないんだろう・・・という彼女たちの視線が痛い。罪悪感を感じてしまう私。ビール一本3ドル。1ドルなんて・・・。この思いは、旅行中、つきまとっていた。
2007年08月25日 00時39分11秒



アンコールワットの旅−−4日目(2)
ああ、忙しい。その次は東メボン。東というくらいだから、西もある。西には1キロ×3キロの巨大な貯水池(バライ)があり、その中央島にメボン(「大きな祭り」)は作られている。東バライの水は200年前に涸れているが、昔は船でアクセスしたらしい。
四隅に立ったゾウさんが凛々しい。中央の祠堂には小さな穴がたくさん。内戦時代の弾痕かと思ったら、宝石を埋めていた跡なのだそうな。(地球の歩き方には別の説が書いてあったが。) 夜でも明るく見えるように漆喰も塗られていたそうだが、今ははげ落ちている。

東メボンを出たところで、Tシャツ売り。今まで見なかったアプサラのデザインだったので、ついつい購入。しかも「2枚3ドル」と言われて2枚・・・。

次は、バンテアイ・サムレ、そしてその次はプレ・ループ。
とにかく、次から次へと引っ張り回されたこともあり、この辺りになると印象が薄い。写真もあまり撮ってない。東京でガイドブックでおさらいすると、何とか思い出す。

バンテアイ・サムレ。サムレ族の砦。アンコールワットを作ったスールヤヴァルマン2世が建立。アンコールワットは西向きだが、ここはシバ神を祀っており東向き。砦というだけあって、周囲の壁がとても高い。今はないが、当時は周りを濠が囲んでいたそうな。

午前の最後はプレ・ループは王を火葬した場所。ここも祠塔は急な階段を上がる。これも、天国には簡単には行けない、ということ。火葬できるのは王族など偉い人。普通の人は土葬。水葬や鳥葬は罪人なのだそうな。ちなみに今のカンボジアは土葬が多い。
塔には開かずの扉がある。中央伽藍の像の上は穴があいてる。ってことは、雨が降ると像はびしょ濡れか。写真を撮っていたらお供えを要求された。財布にあった100リエルを寄進。ここに王の骨があり、まわりの4塔に家族の骨が。上から周囲を見渡すと「森の中の遺跡」を実感。

昼食はごく普通の中華。ちまき、揚げ春巻き、点心・・・。

この後、またボヴァート君が暴走。昼寝しないで、午後に回るシルクファームにこのまま行ってはどうか?との提案。とにかく、一気に終わらせて、夜まで楽したいのだな。抗う気力もなく5人ともOK。

途中で見える家は高床式。涼しいし、雨が降ってもOK。高床の太い柱にハンモックを吊してお昼寝中。

シルクファーム。カンボジアのカイコは黄色い糸を吐く。繭はきれいな黄色。でも、絹糸は白。本来休みの日曜日、しかもお昼寝タイムなのに作業を見せてくれた。最後には買い物もあるのだが、おいらは特に興味なし。
ちなみにボヴァート君は「ここは私の専門じゃないから。」と工場内に入ってこなかったので、工場の案内人から英語で説明を受ける。完全なる職務放棄。生糸の作り方は日本もカンボジアもそんなに違わないので実害はないが。
2007年08月25日 12時53分25秒



アンコールワットの旅−−4日目(3)
さて、14時前に全観光を終了し、ご満悦のボヴァート君。ホテルに向かう車中でHさんが「カンボジア文化村に行きたい。」 確かに通り道である。このまま昼寝するのも勿体ないので、おいらも「その話、乗った。」 ボヴァート君、さすがに「ホテルにはどうやって戻りますか?」 トゥクトゥクに乗るよ。「このクルマでお迎えすることも出来ますよ。別に2ドル必要ですが。」トラブルを心配してくれたのか、それとも、ドライバーさんの小遣い稼ぎか。「2ドルなら、トゥクトゥクに乗るから。」

ってことで、Hさん夫妻と3人が途中下車、カンボジアン・カルチャー・ヴィレッジに入る。9ドル。リトルワールドとユネスコ村のカンボジア国内版といったところ。カンボジアの諸民族のろう人形、それぞれの民族の建て物、有名な建物のミニチュアがあり、また、伝統的な結婚式のショーなどを見せてくれるのだ。
しかし、ここに来たのは失敗。カンボジアの地方民族のことを全く知らないから、見てても判らないのだ。土地勘なさすぎ。ショーもクメール語の解説に周りのみんなが笑っているのについて行けない。

1時間ほどで出てきた。建物の外に出て日差しにクラっ。あれ? 帽子がない。大混雑のショーの会場で落としてしまったようだ。捜しに戻ったが見つからず。10年近くかぶってドロドロ、ボロボロではあったけどガッカリ。まあ、もっと大事な物じゃなくてよかったか。

明日のクバルスピアン登山には帽子が必要なので文化村からトゥクトゥクでオールドマーケットへ。ちょっと高かったけど2ドルで手を打つ。交渉する気力も無し。
オールドマーケットでは一昨日土産物を買った店へ。お土産用にポシェットをひとつ。売り子さんは3ドルから負けてくれなかったが、先日のおねぇさんが出てきて、覚えてくれてたようで「OK、2ドル」。何か、嬉しかった。
帽子は隣のお店。英語が上手な男の子が店番。カンボジア帽子。5ドルから始まって3ドル2000リエルで手を打つ。うむ、これなら山登りにいいな。家でも草取りに使えそう。
その後、オールドマーケットをブラブラと一回り。帽子を買った店の前を再び。「Welcome again. You buy more things?」いや、おいらのカバン、もう満杯だから。「So you can buy another bag.」 あはは、やられた。こういう気の利いたやりとり大好き。トゥクトゥク1ドルでホテルまで。
ホテルでひと休みしていたらもの凄いスコール。をを、間一髪。
晩ご飯は「西洋料理」。何でこんな物が日程に入ってるか? まずくはないが、感動もなし。

19:00過ぎにホテルに戻り、向かいのカフェでインターネット。
20:30、うじゃ氏とホテルのロビーで合流。トゥクトゥクを昨晩のとおり2000まで値切ろうとしたら交渉がまとまらず、バーストリートまで徒歩。15分弱。

スープドラゴンで鍋を堪能。その後、屋台街に移動。昨晩のトンボ姫はいなかった。そぞろ歩きしていると別の屋台にゆで卵が。をを、ポンティエコーンだ。うじゃ氏、初ポン。さんざん食った後なのに、おいらも2個食いました。何度食ってもうまい。
おいらはパッキングしなきゃならないので23時で撤収。トゥクトゥクを停めて、小生とうじゃ氏のホテルを伝えると、ドライバーが「知ってる、昨晩も乗せたよ。」をを、偶然って凄い。同じクルマだった。交渉無しで1ドル(笑)
2007年08月25日 13時53分05秒



アンコールワットの旅−−5日目(1)
さて、現地最終日。早めに目覚め、パッキング点検。最後の朝食。このサリナホテル、中級ホテルとなっているが、部屋の設備もビュッフェの朝食も、そして、従業員の対応も文句無し。正規料金45ドル、ネットで探すと30ドル弱くらい。ゲストハウスよりは高いが価値あり。次にフリーで来るなら、間違いなく選ぶな。

チェックアウトし、スーツケースをロビーの隅に預ける。7:50発。13人→15人→5人と同行者がだんだん減り、他の皆さんは山道よりも船旅(トンレサップ湖遊覧)を選んだので今日は1人、と思ったら別団体4人と一緒。東京のOLさん4人組。ラッキー。今日のガイドはハーンさん。5日間で4人目である。日本語はこれまでの3人よりはたどたどしいが真面目そうである。最初にこっそり「昨晩、友人の誕生会で呑みすぎました」って告白。ダメじゃん(笑) 昨日のボヴァートと違い、車中も自己紹介から始まり沿道の説明をちゃんとしてくれる。、

途中の村、高床式の住宅が続く。男達が涼んでる。働かねぇな、と思ったが、彼らは日の出とともに農作業をして、既にひと仕事終わって休んでるんですな。

9:35 予定通り1時間半でクバルスピアン到着。川の源流という意味で、シェムリアップ川の源流だそうな。登山の前にトイレ。遺跡のトイレは遺跡入場券提示でタダだったが、ここは500リエル必要。細かいのがなかったがハーンさんが出してくれた。

登り始める。細いところ、急なところもあるが、登山というよりはハイキング。皆さん、こちらを選べばよかったのに。「山登り」という日本語のニュアンスがガイドと共有できていなかったかな。若い女性4人との登山は、それだけで楽しい。

登山道の脇の木に赤ペンキでマーカー。「ここから先は地雷あり」という印だそうな。今ではその先の地雷も除去されたそうだが、ガイドブックだと5年ほど前は山道をはずれると危ない状況だったらしい。

10分歩いて、5分休み、10分歩いて5分休み。ゆったりしたペースで登り、出発から40分ほどで3メートルほどの滝につく。この滝の上の川底にリンガがあるそうで、この滝の水は聖なる水。顔を洗うと幸せになれるんだって。もちろん、洗いましたよ、心を込めて。さらに2,3分登ると、川底に無数のリンガ、そしてヨニ。川底でもヨニはちゃんと北を向いている。
しぶきに洗われるヴィシュヌ神、シヴァ神などのヒンドゥーの神様。水に横たわるブラフマン神。乾季に彫ったということだから、雨季に来ないとありがたみがなさそう。いやいや、来て良かった。

下山。麓の茶店でおにぎりの弁当で昼食。これが美味い。冷えた缶ビールも売ってる。うむ、うまい。
食事が終わると、たちまち「おにいさーん」。ここの子達は、日本語はあまり話せず、もっぱら英語。おいらにはガイドブック売りの少年がマンツーマン「Today no business。」今日は売り上げゼロってことだろうか。95ドルの定価が付いた英語のガイドブックを20ドルという。旅名人もあるし要らないのだが、バスに乗る直前「7ドル」と言われた瞬間に財布から札を出していた(笑)
2007年08月25日 14時22分44秒



アンコールワットの旅−−5日目(2)
昼食後、最後の遺跡、バンテイアイスレイ。「女の砦」の意味。というのも、ここの売り物はアンドレ・マルローが盗み出そうとした「東洋のモナリザ」と呼ばれるデバター。ここのレリーフは、彫りが深く、美しかった。東洋のモナリザは近寄ることができないので双眼鏡の出番。マルローが惚れたのも、モナリザに擬せられるのも納得。
シェムリアップの町から少し離れているせいか、観光客も少なかったが、小さいけれど見る価値あり。中央が立入禁止になってるのが残念だけどそれでも満足。もっとゆっくり見たかったけど、炎天下だしなぁ。
このあと、地雷博物館に寄る。ガイドブックでは無料&寄附となっていたが、今は1ドルの入館料が必要。掘り起こした地雷が山と積まれている。

シェムリアップに戻る。ホテルに戻っても部屋が使えないので、おいらはもう一度アンコールワット、OL4人組はマッサージ屋へ。
午後2時、観光が始まる前のため人が少ない。子供達が、参道から宙返りしながらお濠に跳び込んでる。
前々日と同じところを、デバターとお話しながらゆっくりと回る。シーンとしていい感じ。1時間半ほど回ったところで突然のスコール。をを、凄い。今回の旅で、これまでスコールのときはずっと建物の中だったが、最後に遭遇。濡れた遺跡も素晴らしい。
ここでアクシデント。薄暗い第2回廊を歩いていて、石段を一段下りようとしたら右足首をグキっ。痛っ。雨で滑ったか。でも、踏み石は濡れてない。靴で滑ったのではなく、靴が滑ったのだった。クバルスピアンの山道を下るとき、ジョギングシューズのソールが一部めくれてたのだ。物売りの子に「お金がないから、こんな靴。かわいそうでしょ?」なんて見せてた。歩くのに支障がなかったので、そのまま観光を続けていたが、濡れたのと斜めに力がはいったのとで、ズルっといっちゃったみたいだ。
持ち歩いていた消炎鎮痛剤を塗ってしばし休む。丁度、雨宿りだ。20分もすると雨が止む。第3回廊から滝のように水が落ちてくる。
足もゆっくり歩く分には何となかなる。第3回廊への階段も再度登る。雨が止んでものの10分ほどなのにもう乾いている。相当、石が熱くなっていたんだろうな。2度目でゆっくり見たのだが、涅槃仏を見忘れた。失敗。

16:30アンコールワットともお別れ。後ろを振り返り、振り返り、西参道を出ていく。参道の水たまりに中央祠塔が映る。
門前の駐車場にはトゥクトゥクがたくさん。声をかけよう近づいたら、バイクタクシーのお兄ちゃんが声をかけてきた。サリナホテル?「3ドル」3ドルなるトゥクトゥクに乗るよ、と隣のトゥクトゥクのオヤジに声をかけるとOK。乗ろうとすると、さっきのお兄ちゃんが「2ドル」。オヤジは値下げする気はないみたい。ってことで、バイクタクシー初体験。
感想は・・・、「緊張」。殆ど一本道で、安全運転だったけど、乗り慣れてないので、緊張しっぱなし。2人で乗ったり、手放しで乗ってる人は凄いと思う。
お兄ちゃん「サリナホテル、OKOK」と言ってたが、詳しくは知らなかったようだ。迷って、他のドライバーに訊き、無事到着。まあ、殆どロス無しだったけど。約束通り2ドル。

ホテルでタオルを無料で借り、プールサイドのシャワーで汗を流して着替え。再度、パッキング。廃棄物の輸出のようで気が咎めたが、靴底のはがれたジョギングシューズはお役ご免に。アンコールクッキーはリュックにつめ、残りをスーツケースに押し込む。ピックアップまで20分。
ホテルのバーで最後のアンコールビール。ナッツとレモングラスを揚げたものがサービス。最後まで良いホテルだった。
2007年08月25日 14時45分10秒



アンコールワットの旅−−5日目(3)〜6日目
18時出発が5,6分遅れてピックアップ。別のホテル泊のOL4人組と合流して空港へ。空港は町から3キロ程度12,3分。これは便利。何故か帰りのフライトは1時間ほど早い便に変更。その分、ホーチミンでの乗り継ぎに余裕が出た。

シェムリアップ空港でガイドのハーンさんとバイバイ。ハノイ経由のOL4人組のチェックインは5分くらいで終わったのに、ホーチミン行きは全く列が進まない。皆さんを30分ほどお待たせしてしまう。空港のカフェテリアで軽い夕食。おいらはビール大ジョッキ3.5ドル、最後に1000リエル札2枚のお釣り。しかもピン札。大事に持って帰ることに。
カフェテリアには昨日一緒に回ったHさんご夫妻などの皆さんが先にいらっしゃった。トンレサップ湖の様子を伺い、クバルスピアンの様子をお伝えする。

ハノイ組とお別れして、ホーチミン行きに。定刻どおり。
ホーチミンの乗り継ぎ。トランジットの入国審査に長蛇の列。これだけ並んでても、当番じゃない(?)係員は横でテレビを見てる。ああ、社会主義国。だめだろ、これじゃ。
それでも1時間半ほど余裕。麻雀卓を囲む日本人もいたが(空港に貸し麻雀卓があるんですわ)、おいらはインターネット。333ビールを1ドルで買い込み、搭乗口へ。飛行機に向かうバスの待ち時間にひと缶飲み終える。
今回の旅では4回飛行機に乗ったが、全て通路側の席。ラッキー。寝酒代わりに赤ワインを頂き、耳栓、アイマスクをして眠る

日本時間の6時頃に朝食のサービス。お粥がおいしい。6日目7:45成田着。入国手続きもスムーズ、荷物もすぐに出てくる。8:10には税関を通り抜ける。やっぱ、成田って凄いな。
京成の通勤特快で中延まで乗り換え無し。ここで一回乗り換え(バリアフリーじゃないのが辛い)で、自宅着。そうか、成田に1回乗り換えで行けちゃうのか。凄いな。
ってことで、5泊6日の旅はデング熱に罹ることもなく、無事終わりましたとさ。
2007年08月25日 15時17分25秒



カンボジア小ネタ(1) 虫
オールドマーケット近くの屋台で一緒に遊んでくれた3歳の女の子。トンボを捕まえてあげたら大喜び。トンボはクメール語でカントゥムルイというらしい。カンボジアの虫にまつわる小ネタ。
● ヤスデ
 丸々と太ったヤスデをそこここで見た。カンボジアでは子どもに、「ヤスデに刺されたら、すぐにヤスデの足の数を数えなさい。全部、数えられたら大丈夫だよ。数えられないと死んじゃうよ。」と教える。当然、あんなの全部数えられる訳がない。つまり、ヤスデにイタズラしちゃダメってこと。
● 赤アリ
 赤アリは木の上に棲んでいる。だから、気がついたら肩の上を歩いている。この赤アリ、カンボジアでは食べるそうである。食べ方は人によって説明が違うが、要は漬け物に使うようだ。とっても酸っぱいそうである。そりゃそうだ、蟻酸たっぷりだもんな。
● カイコ
 カンボジアの蚕は黄色い糸を吐く。繭玉もきれいな黄色。でも、絹織物は黄色くない。不思議。生糸をとった後、茹でた蚕のさなぎが残る。これを彼らは食べる。おいらも食ったが、蜂の子をぷりぷりさせたようでうまい。工場のおねぇさん、塩を手元につまんでた。
● アメンボ
 雨の降った後の水たまりにいた。いったい、どこから来たんだろう。アメンボは現地の言葉でチャイグプーという。「ワニのしらみ」という意味だそうな。
● コオロギ
 コオロギはごくごく普通に食べるそうです。唐揚げだそうです。日本でもイナゴを食べるのだから、まあ、それほど変ではないかもしれませんな。
● 蟻塚
 ちょいと郊外に行くと、そこここに蟻塚を見た。やはり、大雨が降るところでのアリさんの生活の知恵なのだろうか。この蟻塚、カンボジアではバラモンがいる、或いは、亡くなった人がいる、として、神聖視されているのだそうな。従って、畑の真ん中にあって邪魔だったとしても壊すことはしないそうである。
2007年08月28日 00時14分24秒



 
カンボジア小ネタ(2) どこの国でも・・・
アンコールワットを初めとする遺跡は入場料が必要。各遺跡に入場券売り場があるのではなく、入場券発行所で1日券(20ドル)、3日券(40ドル)、7日券(60ドル)を購入し、各遺跡の入り口で提示するのだ。遺跡にある有料トイレも、このチケットを見せれば無料。パウチされていて紐をとおして首からぶら下げて遺跡巡りをするのだ。
このうち3日券、7日券は利用者の顔写真が印刷されている。発行所で写真を撮り、その場でチケットに刷り込んでくれる。
少し前のガイドブックなどでは「写真を用意すること」とあるが、ここ何年かで現地での撮影に切り替わったそうな。その理由ってのが・・・・、余りにも古い写真を持ってくる人が多く、本人と認識できないケースが多発したってことなのだそうな。そう、若い頃の写真を持って来たがるわけだ。
2007年08月28日 00時30分56秒



カンボジア小ネタ(3) 遺跡の子ども
どの遺跡にもいる物売り。雨季休みのせいか、子どもも多数。こちらの姿をみて「おにいさーん」「ニーハオ」「アンニョンハセヨ」さらには、「マダム」とか「ハロー」とか使い分けて声をかけてくる。その後の交渉までは知らないが、もの凄い語学力だ。我々を見ただけでどこの国の人間か当ててしまう。「何故判るの?」と聞いたが、その言葉が通じなかった(笑)
売り物はオールドマーケットにあるものと一緒。仕入れは同じ? だから、値段も一緒の筈だけど、1日に売れる個数も決まってるから、なかなか引いてくれない。
この国の物売り、他国ほどしつこくない。3,4歳くらいの子が「さんこ、いちどる」って腕輪を持ってくるが、目線の高さを合わせて「いらないよ。」と首をふると、次の客をさがしにいく。10歳くらいになると「安いよ。きれいでしょ。girl friendにpresent。」(英語の部分の発音は英語の発音)ってなことまで言う。Tシャツ、多分1ドルでもOKなのだろうが、2枚5ドル、2枚3ドルとおねぇさんによって値段が違うんだからなぁ。
これ以外にも「遺跡に住みついてる」子ども達も多かった。遊んだり、野草をとったり。彼らと目が合うと、何故か「ワンダラー」、おいおい、それじゃ物乞いじゃん。絵を描いてる子ども、上手に蓮の花の絵を描いて、「あげる」。多分、貰うと「ワンダラー」なのだろうなぁ。ひとり当たり国民所得が500ドル弱の国で、子どもが1日1,2ドルでも稼げれば御の字なのだろう。お金をあげるのは気に入らないが、キャンディとか鉛筆を用意しておけば良かったなと反省。ちなみに、「耳がでっかくなっちゃった」は子ども達には殆ど受けなかった。
2007年08月28日 00時48分40秒



カンボジア小ネタ(4) ポンティエコーン
孵化しかけのアヒルの卵のゆで卵である。ベトナムではホビロン、フィリピンではバロットというらしい。ベトナムで食べてファンになったが、ここカンボジアではよりポピュラーのような気がした。ベトナムでは街のお兄さん達に「ホビロン食べたい。」と訊ねても、あいまいな笑顔を浮かべるだけだったが、こちらでは土産物屋のおねぇさんに聞いたら、即、「あそこだよ。」と連れて行ってくれた。
夕方になると、オールドマーケットの中やその周辺の路上で、天秤で売ってる姿をごくごく普通に見かけるようである。1000リエル=30円ほどである。何度も書くが、うまい。このポンティエコーンだが、精力がつく、と信じられているようで、こちらの男性は会社帰りに「ちょいと食っていく」感覚のようである。しかも、2個、3個と食ってる。おいおい、そんなに精を付けてどうするんだ。
夕方のものと言われていたが、夜の屋台でも何軒か売っている店を発見。その場で食すだけでなく、まとめてテイクアウトしている客もいた。ごくごく普通に生活にとけ込んでいた。
2007年08月28日 21時11分23秒



カンボジア小ネタ(5) 交通事情
● 信号機
 クルマは右側通行、フランス流ですな。ラウンドアバウトもあった。信号機はシェムリアップの街に5箇所。導入時は反対が多かったが、実際に付けてみると便利ということで2箇所増設したそうな。赤信号でも右折はOK。青信号・赤信号ともに「あと何秒」の表示が出る。
● 運転
 運転は荒い。自動車、バイク、トゥクトゥクが入り乱れている。隙間を見つけてどんどん突っ込んでくる。しかし、ベトナムほどの交通混雑はないように感じた。少なくとも「道路が渡れない」ってことはなかったから。
● バイク
 バイク(125ccが主流)はつい最近まで免許不要。今年7月から免許必要になったとパンフレットにあったが、ガイドは「言ってるだけ」だって。
免許不要だから、運転さえ出来れば子どもでもOK、ヘルメット着用も自由、乗車定員も自由。大人3人はざら。+子ども2人なんていう猛者も。当然事故も多いが、自動車保険なんてものはないそうなので、事故を起こしたら大変である。
バイクの後ろに客を乗せる「バイクタクシー」が比較的安く庶民の足になっているようだが、慣れないおいらは緊張しっぱなしだった。ちなみに、バイクはHONDAが人気だそうだ。
● ガソリン
 道ばたに、ジュースやミネラルウォーターと一緒に、ガラス瓶に入った黄色い液体を売っているのをたびたび目にした。何かの飲み物かと思ったら、実はガソリン。酒瓶を再利用してるから720ccといったところか。きっとバイクにはこの程度の量で十分なのだろう。あんなむき出しで日なたに置いて、火事にならないのか。ガソリンの高値傾向はこちらも同じようである。
● トゥクトゥク 
 バイクで4人ほどが乗れる客車を引っ張る。屋根付きでシートも柔らかく快適。車体の後ろに広告を付けているクルマも。
メーターがないから乗る前に交渉。観光客相手にトラブルが多かったようだが、今は登録ドライバーは番号付きベストを着ている。「タクシー近代化センター」のようなものか。
夜になると、このベストを着ていないドライバーが増えてくる。彼らの方が負けてくれる。どうやら、夜の間だけ、正規のドライバーから車両を借りて、小遣い稼ぎをしているようだ。客待ちするよりは多少安くても実車の方がいい・・・、っていうことらしい。
2007年08月28日 23時00分20秒



カンボジア小ネタ(6) 蓮の花
カンボジアの国の花は蓮の花だそうな。仏教国らしいな。ちなみに、蓮と睡蓮は別物だそうな。蓮は花も葉も水面から立ち上がっており、睡蓮は水面にあるんだって。知らなかった。
話は戻って蓮。カンボジアの人は挨拶をするときに合掌するが、これは蓮の花(つぼみ)をあらわしているのだそうな。だから、「お手々のしわとしわを合わせて・・・」ってことにはならない。
手の位置だが、相手が友達ならば胸の高さに、お客さんならば首、親ならばあご、お坊さんや王様ならば目、そして神様ならば頭の高さで合掌するのだそうな。それは知らなかった。
2007年08月28日 23時20分13秒



カンボジア小ネタ(7) 遺跡に入っちゃいけない?
遺跡の入り口には「○○すべからず」のピクトグラムが掲げられている。タバコはダメ、ゴミを捨ててもダメ、食事はダメ、大声を出してはダメ。うむ、この辺りはわかる。日本でも同じだ。わからないのが「TシャツOK」。つまり、宗教施設なのだから、あまり砕けた格好じゃダメ、でも、Tシャツまでは許しましょう、ってことなのだそうな。ああ、それなのに、タンクトップにミニスカートなんていうアホな格好の白人多数。
ちなみに、遺跡はカンボジア人は無料である。日々のお参りにお金を取るわけにはいかないから当然といえば当然。しかし、どうやってカンボジア人って判るんだろう。「顔つきや言葉」ってことらしいが・・・。ところで、遺跡に連れて行っちゃいけない動物。イヌなのだそうな。イヌは阿修羅の乗り物なので×らしい。何千年も?前のことなのに、イヌもかわいそうである。
2007年08月28日 23時34分32秒



日常生活の小ネタ
カンボジアネタも落ち着いてきました。ってことで、日常のネタを。
まずは、今日の雷雨は凄かった。会社帰りに買い物をした10分の差で土砂降り。しまった。最寄り駅前のドラッグストアで200円のビニール傘を買う。何とか上半身は濡れずに済んだが、下は腿の辺りまでびしょびしょ。カンボジアですら、スコールに遭わなかったのに。
しかし、濡れるのはいい。落雷が怖かった。かなり近くに落ちていたようで、ピカッ、バリバリバリっていうのが何度も。こんなことなら、いっそのこと寄り道をして時間をつぶすのだった。ものの1時間で雷雨は収まった。
帰ってきたらヤマトの不在票。今日中の配達が間に合いそうだったのでドライバーの携帯に連絡したけど「電波が届かない」だって。そりゃ、この雨の中、ドライバさんもいやだもんなぁ。ヤラレタ。ナマモノのクール便、週末までは待てないなぁ。困った。
久しぶりのサラリーマンNEO。テレビサラリーマン体操でブートキャンプをパロってた。やるなぁ、NHK。
安倍改造内閣。去年、これだけの布陣にしておけば、参院選であそこまで惨敗することもなかったのでは? なんて言ってる端から、農水大臣はやる気のない発言。ちょいと注目のキャラクターだな。
2007年08月28日 23時49分59秒



カンボジア小ネタ(8)  カンボジアのお坊さん事情
上座部仏教(小乗仏教)の国・カンボジアでは、出家、つまり、お坊さんはとても尊敬されてる。黄色い袈裟を着てるからひと目で分かる。こんなお坊さんがバイクの後ろに乗っていたり、遺跡でデジカメを構えていたりするとちょっと微笑ましい。修行の邪魔になるからと、お坊さんが女性が話しかけたり、触ったりしてはいけないそうだ。
お金のために出家する人がいるのだそうな。出家中は、酒もタバコも女も×、その代わりお布施の類が集まるので、お金は貯まる一方。ひと財産なしたら、とっとと還俗して、結婚して家庭を持つ。日本で言えば、自衛隊に入って資格を取って除隊するようなものだろうか。
カンボジアで火葬は王様の一族だけ。庶民は土葬で、罪人が風葬や鳥葬だったそうな。今でも一般には土葬が多いらしい。親族のお葬式の間、親戚の誰かが『出家』して儀式を行うのだそうだ。その間は、普通のお坊さんと同じ暮らしをする。母や姉妹であっても女性には触れず、言葉も交わさないのも同じ。もちろん、葬儀(3日は続くらしい)が終われば『還俗』する。ちなみに木曜、土曜は火葬はしないそうである。(庶民に火葬は少ないはずだが)
町で葬列と出会うと、脱帽し、サングラスもはずして、頭を垂れる。霊柩車と出会うと親指を隠すどこかの国とは大きな違いだ。
亡くなった方は北枕ではなく『西枕』にするのだそうな。ちなみに、カンボジアで『北枕』は新婚さんなのだそうな。ヨニが北向きになっているのと同様、子ども作りは北枕なのだそうだ。
2007年08月29日 23時06分52秒



カンボジア小ネタ(9)  隣国との関係
カンボジアの位置を世界地図の中で正確に示せる? インドシナ半島の真ん中、西はタイ、東はベトナム、北はラオス(南は海)に接する、日本の半分くらいの面積の国である。
長い長いカンボジアの歴史では隣国との間に様々な戦いがあった。このため、必ずしも隣国感情はよくないようである。特にベトナムとの関係は今でもよくない感じ。難民が多く流れてきていることもひとつの原因かも。
アンコール遺跡観光の拠点都市・シェムリアップ。この町の名前の「シェム」は「シャム」、すなわち隣国タイのことである。「リアップ」は毛はえ薬、ではなく「打ち負かす」。15世紀にシャムにアンコール付近を占領されて後、20世紀(フランス時代)になり、ようやく奪還。そのことを歴史に残すため、地名にしたのだそうですわ。たとえて言うなら、韓国の釜山あたりに「排日」なんていう町があるのと一緒ですね。いやはや。
2007年08月29日 23時19分06秒



カンボジア小ネタ(10)  日本語ガイド
シェムリアップには500〜600人のカンボジア人日本語ガイドがいるそうだ。それでも需要に応じきれないらしい。彼らの日本語習得方法は何通りかある。3人のガイドが語るところによると、「塾に行った」「日本語学校に行った」「ボランティアに教わった」と様々である。いずれにしても学校教育で日本語という人はいなかった。
「塾」の実態はよく分からないが、外務省のページによれば在留邦人が個人的に教室を開いてるようだ。今回のガイドさんが通った「日本語学校」は「山本日本語学校」といい、ツアー会社が出資し、観光ガイド育成を主目的として全寮制・授業料無料で日本語を教えている。修了試験で成績がいいと日本で研修も受けられるのだそうな。ボランティアにはいろいろあるのだろうが「難民キャンプの日本人から」というケースやバイクタクシーの運転手をやって日本人観光客と会話をしてってなケースもあるようである。
もちろん語学上達の究極の方法「その言葉を母国語とする異性の友人を作ること」ってのを実践しているガイドさんもいた。
ちなみに、ガイドはカンボジア語のペーパーテストと日本語の会話テストに合格すると登録できるのだそうな。ちなみに、観光客が多い月で収入は3万円くらいなのだそうな。
2007年08月29日 23時30分45秒



パソコンが・・・
ここ1,2日、XPのシャットダウンにやたらと時間がかかる。これまでなら10秒〜20秒くらいで、特に意識することもなかったのが、2,3分は優にかかる。スタートボタンから終了オプションを押すと、そのまましばらくフリーズしちゃうのだ。朝の出がけなどは、1分、2分を争ってるのだからイライラする。
で、ネットで調べると、『システムの復元』をするか、マイクロソフトが配布してるハッとダウン用のアプリケーションを導入するか、という解決策。
まずはシステムの復元ってのをやってみた。すると・・・。何がいけなかった判らないが、IEやメーラーなどのアプリを始め、設定が全く変わってしまっているのだ。えーーーっ、一から入れ直し?? 泣きそう。
と、ふと思い出す。さっきの画面に『復元の取り消し』があったな。復元したら変になったのだから、それを取り消せば。ドンピシャ。ああ、怖かった。
で、大人しくアプリ導入。でも、シャットダウンのボタンにたどり着けなければ意味無いじゃん・・・。
2007年08月29日 23時37分57秒



【読】 剣客商売 待ち伏せ (池波正太郎)
カンボジアの予習も終わり、再び、秋山親子と過ごす通勤タイムが戻ってきた。丁度、折り返しである。今回は、救いようのない事件が多かったような気がする。「待ち伏せ」にしても「冬木立」にしても、秋山父子の働きが、不幸を拡げているような気が・・・。
ただただハッピーエンドではなくなってきている。さて、この後、どうなるのか?
待ち伏せ/小さな茄子二つ/或る日の小兵衛/秘密/討たれ庄三郎/冬木立/剣の命脈
2007年08月30日 00時08分23秒



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