AFSC 師匠を偲ぶツアー

AFSCの公式ツアーは3月第4週の「滑り納めツアー」でしたが、有志による「均ちゃん先生のレッスンを受けるツアー」ってのが4月に企画されてました。
そこに師匠の訃報が入り、急遽、師匠を偲ぶツアーとして開催されました。

2012年4月6日(金)

年度初め、最初の週末。仕事は順調に終わり、腹ごしらえをして迎えを待つ。
20時虎ノ門にて山かお号でピックアップ。新宿でTannoさんを拾い、Rinちゃんと4名でサンバレーへ向かう。
途中、渋滞もなく順調。最後は、小布施のPAで時間調整をして、日付が変わったところで信州中野ICを降りる。

日中、志賀の湯ホテルから「雪を割っておいたので、宿の前までクルマOKです。」とのメールがありましたが、そのとおりでした。
が、それを知らない別グループの車2台がグリーンホテル前で二重駐車して道をふさぐ。真夜中にクラクションを鳴らすわけにもいかず、窓をあけて「奥のホテルに行くので、通路を空けて下さい。」と丁寧にお願い。
後ろにクルマが来ればわかりそうなものだろう。非常識な・・・、と憤ってはみたが、事情が判らなければ仕方がないですなぁ。

宿には無理をお願いして、いつもの大広間をお願いする。この季節、大広間に布団をもって降りるのはそれだけでも手間なのだけど、快くお受けいただいた。
師匠の遺影を飾り、プロジェクターで3年前のお元気な師匠の滑りをスクリーンに映しながら乾杯。編集されたビデオが思いの外、長くて見終わってから、ひと風呂浴びて就寝したのは3時。

2012年4月7日(土)

8時過ぎに食堂に行くと、昨晩の内に到着のキンちゃん先生こと、斎藤均さんと、朝着のAnzaiさんが既にいらっしゃいました。ちなみに、キンちゃん先生の肩書きは「指導員、A級検定員、SAJブロック技術員、SAT専門員、公認パトロール」とそうそうたるもの。そんな先生に教えて貰える、またとないチャンスなのである。
寝不足、二日酔い・・・なんて言ってられないですね。

9時半頃にスタート。何と、試乗板も4台ご用意頂いたので、早速、ATOMIC。世の中、これだけ、原発問題が騒がしいのに、ATOMICという文字にナンの反応もしないオイラの脳みそって、やっぱ、社会人としてはダメなのだろうか。
BLUESTERのELITEという板。164センチのくせに、やたら重い板。トップロッカーという種類。踏むとスキーのトップ15%ほどが浮き上がって、操作がしやすいらしい。コブで威力を発揮しそうだが、いかんせん、コブは入らない・・・。

若干ガスが出て心配したけど、すぐに晴れた。この週末で営業終了とは思えない雪質。ザラメになってる訳でも、土が出ているわけでもなく、何とも快適なバーン。

10時過ぎにはUenoさん一家も到着。お父さんはキンちゃんレッスンに合流、娘さん二人はAnzaiさんのレッスンです。

この日のレッスンは大回り。ターンとターンの間に「身体を斜面に垂直に」。要は、ニュートラルをしっかりと言うことだと思うのです。さらに、進行方向に上体を先に向ける、板を真上から踏む(すねを前後に倒さない)といった辺りがポイント。これまで「ブーツのベロのすねを当てて」なんて言っていたのに、「かかとで・・・」だもんなぁ。
しかし、これはエッジを使わないということではなく、「トップ側が食い込むと、テールがずれてきてしまう」から、真ん中をきれいに外側に押す・・・ということらしい。



 


 


 


キンちゃんのレッスンは、一本が長め。サンバレーのリフト1回を4〜5回に分けてレッスン。生徒5人(1級4人、2級1人)だから、かなりの距離を滑る感じ。

12時半まで、なんて言っていたけど、みんなお腹が減ってきて、12時過ぎに昼休み。
軽くビールを飲んで、おいらは、前回同様の裏メニュー「味噌つけ麺」。しかし、こいつは、初日に注文するものじゃなかった。ボリュームたっぷりで、晩飯までにお腹がすかない・・・。

午後はのんびり1時半スタート。試乗板は初めてのKEIスキー。161センチのARS。こんな短い板、試乗会じゃないとはかないよなぁ・・・、と思ったら、こいつがいいんだなぁ。

天気が良くなってきて、景色もよくて、快適なレッスン。午前中に引き続き、大回り。バーンに応じて、いろいろなレッスン。改めて思い出そうとしても、細かい種目は思い出せないけど、身体(というか、かかとが)覚えてますね。
にしても「左ターンのときの右の腰が遅れる」と、今まで何人もの方から指摘されたことが、今回も・・・(泣)

16時20分のリフト営業終了まで休憩無しでみっちり3時間レッスン。ふーっ。




 


 


 

部屋に戻ると、師匠の遺影がお花に囲まれていました。志賀の湯サン、ありがとう。
お風呂に入って、部屋でビール。Yuki・Kana姉妹も遊びに来た。

晩ご飯は鉄板焼き。ビールが進むくん。部屋に戻ってしばらくして、キンちゃん先生が来られて、ビデオレッスン。ゲレンデでも指摘を受けたことを、改めてビデオを見ながら反省。
子供達もきたので、まずは二人の日記書きにお付き合い。この4月から4年生。結構、難しい漢字を使うんですねぇ。

21時から、社長さんはじめ、宿の皆さんもおいで頂き「師匠を偲ぶ会」。社長さんにご挨拶を頂いたあとは、呑み会。宿からは、日本酒、ビール、そして大皿二皿分の馬刺しを差し入れ。
Onitakeも22時過ぎに到着。懐かしいビデオと写真を見ながら、昔話やら、何やら。

最後は、乾燥室の床に車座になって、クラブの今後を熱く語る語る。どうやって寝たのか記憶にないが、この日も就寝は3時頃だったらしい。



 


 

2012年4月8日(日)

さすがに8時過ぎまで寝てました。起きてみれば、日本酒、ワインの一升瓶が空になってるけど、二日酔いはなし。考えてみれば6時間かけてゆっくり飲んでいたんだもんな。
朝飯を食べに上がると、サンバレーは快晴。宿の女将さんが、8年前の寄せ書きのなかに師匠のコメントを見つけて見せてくださった。当時61歳の師匠は「が寄せ書きをしたいつもの、朝風呂、二度寝は省略してゲレンデへ。

ファミリーゲレンデをおサルのグループが横断中。ああ、春になったな・・・って感じです。

この日はレッスンの前に、師匠を追悼して参加者全員で遺影を先頭にフォーメーション。子供たちも一生懸命滑ってくれました。

滑走の後は、昨日に引き続き、キンちゃん先生のレッスン。今日のテーマはは小回り。
ちなみに、おいらの本日の試乗板。フィッシャー スペリオール。履いた瞬間に「チャラい」感じ。

小回りは、上体の向きやら、ブーツのベロを使うやら、大回りとはちがった要素も。

うちのクラブでは滅多にやらないコブでのレッスンも。みんな慣れないことに爆発(*_*;

午前中のレッスンは2時間で終了して、バッジ検定。
今回は何シーズンぶりかの1級検定。今シーズン、ずっとこれを目指して練習してきたRinちゃんのチャレンジ。
ジャッジは、Anzaiさん、Onitakeに均ちゃん先生。なんとも豪華な顔ぶれ。前走は山かおさんで、おいらはスターター。それでも、久しぶりで、ドキドキする…。

丸池・蓮池が既に営業終了しており、陸の孤島になっているサンバレーは、ちょうど昼時ということもあり貸切状態。子供たちも、思う存分普段のすべりができたかな。
実は、今シーズンから1級は4種目になっていたんだそうな。大回り、整地小回り、不整地小回り、フリー滑走・・・。
種目が少ないのは、楽なようで1種目落とすとリカバリーが難しい。

すべての種目を終え、12:40、ようやくお昼ご飯。自分が受検したわけでもないのに喉がカラカラ。瓶ビール2本でようやく落ち着く。つまみはカツカレー。

13:50、運命の結果発表。子供たちは二人とも好成績で見事合格。が、Rinちゃんは1点足りなかった。大回りを大事に滑りすぎて、点数が出なかったようだ。確かに今日のゲレンデはコンディション抜群だったから、もう少し思い切りがあっても良かったかもしれない。シーズン中、おいらが二度寝しているときでも、リフトが動き始めるのを待って滑り込んでいたのに残念。
奇しくも、3月のツアーで、名古屋から来ていた方に「1級受かる秘訣は?」と聞かれて「とにかく勢いです。ダイナミックに滑ること。」と答えたのだが、ここでもこれが効いてきたのか。

午後の試乗板はアトミック。由緒正しい板、という感じでした。午後のレッスンは、コブ克服の為の練習をコブの無い斜面でo(^o^)o

全員でトレーンで小回りをやって、コブらしきものを作り、上体の向きや、スキーのトップの向きを、早いリズムで動かしていくことを覚える。
その後、本当のコブ斜面に再度入りました。面白いレッスンでした。最後はキンちゃん先生から「おばあちゃんの顔もちらつかないでしょ?

最後にシロクマを一本滑って15時30分、滑走終了。いやぁ、よく滑った。
宿に戻ったら、頑張ったご褒美は串団子とコーヒー牛乳。温泉入ってパッキング。今回は、全ての荷物を持って帰らなければいけない。

17時15分、宿の皆さんに見送られながらサンバレー出発。湯田中のガソリンスタンドで給油してから、横川SAに入るまで、熟睡でした。さしたる渋滞もなく、恵比寿まで送ってもらい自宅到着は23時でした。
久しぶりに真面目にレッスンを受け、検定もやり、AFSCらしいシーズンの締めとなりました。

【データ】

滑走日 :2012年4月7日〜8日(シーズン通算滑走日数32日)
ゲレンデ:志賀・サンバレー
リフト待:なし
宿   :志賀・サンバレー「志賀の湯ホテル」
ゲレ食 :志賀の湯ホテル 味噌付け麺 900円(お試し価格)

【おこづかい帳】

ツアー費 :19,000円(1.5泊2日(3食)、交通費)
リフト代 :     0円(志賀シーズン券)
 計   :19,000円


シーズン累計:430,800円



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